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pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

吹き溜まり人情の街と映画「抗い」

 

 昨日、西成から帰りました。5泊、8万歩でまあまあ歩けました。体力の衰えも実感しました。せんべい布団1枚で睡眠が十分取れず腰が痛くなります。前回泊まったホテルは1泊2千円で、せんべい布団にマットレス付きでした。オマケに部屋には招かれざる客も湧いてきたりで部屋を替えてもらったり(^^ゞ
まあ今回は銭湯付きなので良しとします。
つまりは鍛え方が足りなかったツケです。
さて、大阪市十三にある映画館、第七藝術劇場に足を運びました。これも畏友に紹介された映画「抗い」を見るためです。貧すればドンスで、映画チェックも近頃はロクにせず、こんな映画が作られていたとは知りませんでした。
ドキュメンタリー映画です。
林えいだいさんが映されています。朗読は田中泯
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E3%81%88%E3%81%84%E3%81%A0%E3%81%84
「抗い」
http://aragai-info.net/kaisetu/index.html
以上で、私の下手な紹介に代えます。
林えいだいさんは、私の前の日記でご紹介した書物
『忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮』の中に登場します。日記では紹介出来ずして別に改めてご紹介しようと考えていましたが、このドキュメンタリーをサワリだけでもご覧いただければと思います。

「歴史に学ばない民族は結局は自滅の道を歩むしかない」 林えいだい
[軍隊という武器を背景に、日韓併合した歴史的事実は、永久に消えるものではない。植民地支配者は、その国の資源と人間を根こそぎ奪い尽くすものである。そのために国は疲弊して、朝鮮人は亡国の民として流浪する運命になる。余儀なく祖国を追われて国外に出た数は、約四百万人と言われているが、その実態さえも明らかではないのである」 林えいだい

 林さんは、神主だった父親朝鮮人を助けた理由で憲兵に拷問され殺された人の子どもであり、どれほど辛い子ども時代だったことか。それが生涯懸けて朝鮮人中国人の犠牲者を歴史に忘却させずに記録して行く原点となったという。

「そういう大人たちが子どもに「未来」なんていえますか?…子どもの頃のことを全部忘れた大人たちばかりなんです…言ってみれば自分に言い訳ばかりをして、自分に嘘をついて、その「現在」だけで刹那的に生きている「大人」ばかりだと思うんです…あの震災の後に絆、絆と言い出したのは誰だと思います?東北の人達が自ら感じてそういう言葉が生まれたんじゃないんですよ。絶対にどこから投げられたんです。われわれは最小単位の一人暮らしです。その一人一人が本当に脱皮して、「独り」として生き始めること、それがむらがっているのが、国の民ではなく、本当の「大衆」だと思うのです。」 田中泯
     (文中の…線部は巴琴挿入、全文載せたいところです)
私たちは、田中泯さんの言う「大衆」とならなければと思います。余りに自己中、幼稚な大人たちが溢れる時代になってしまいました。西成の爺さん婆さんたち、仕事を得て、嬉しくてしようがない若いのが幸せに暮らす社会を目指すべきです。いや、それは間違い、彼らはプライドで生きていますし、優しさを素直に分けてくれます。ある意味、棄民的な存在空間が西成であり、それは日本という薄汚い経済大国国家日本とは一線を画す空間です。ボタ山周辺の空間と似て、また、私の子どもの頃の空間なのだと感じます。
林えいだいさん、田中泯さんの言葉は映画パンフから。この映画はDVDがあれば買いたいと思ったくらいです。

大阪と言っても私が過ごしたのは子どもの時数年に過ぎないが、物心のつく時期に育ったことは大きいですね。拙文で何度か書いた「泥の河」が舞台です。今回もまたその大阪湾に面した安治川沿いを歩きました。不思議な感覚に包まれます。60年近く前の姿を幻視してしまいます。それは幻視可能の「空間」なのですね。
桜の終わった川の土手を歩きました。
七輪的な釜で炭火焼きを楽しんでいる夫婦が居ました。
実に幸せそうにしているので立ち止まってしまいました。

「焼肉ピクニックですか?」
「そうや、ちょっと風が強いがな。花見の頃より静かでエエデ!」
「どや、食うか?ロースや」
美味い!ほめると喜んでくれた。まだ50歳前後の夫が握り飯をちょっとつまんで放り投げると雀が飛んできました。雀たちも待ってたのだな。
 
写真、住吉大社 お宮参りと結婚式が沢山。みなニコニコ(^^♪
もちろん撮り鉄憧れ阪堺電車で行きました。

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   生國魂神社浄瑠璃神社

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   高津宮内のカフェ。店を閉じているところにお邪魔したら、親切に開いてくれました。写真のお姉さんです。帰る準備も終わってた様子でしたが、優しく親切な対応はお顔をご覧いただければ納得ですね。雑談にも興じてくれ、
「家にお子さんが腹すかせて待ってるんじゃないですか?」
「いええ、大学生がおりますが、勝手に食べてますねん」
「え!大学生?まだ幼稚園くらいのお子さんかと存じてました!お姉さんは30代位かと…」
「きゃー、私50過ぎてます!」
抹茶を点てて頂きました。和菓子はどれが好いですかと訊かれたので、2つ売れ残ってたと推測し、2つ共頂戴^_^そしたら終わりにケーキを呉れました。全て、抹茶以外手作り。

そのお茶…深い艶やかな色、甘い舌ざわり…夕暮れ時に駆け込んだ小さなお店でこんなに美味いお茶をいただけるとは感謝です。

「ここは縁結びのお宮さんなんです。またお出で下さいね〜」
「そうですね、貴女との縁もありがたいですよ」
一瞬彼女の頬は桃色に染まりました😁
可愛らしい娘でしょう(^^♪

また行かねばならんな。そうだ、この娘は店に出る曜日が決まってます。教えませんy(^ー^)yピース!

ああ、大阪高津の夜は更けて行く。

そうそう、電気風呂に悠然と漬かっているおっさんがいましたね。私はもうダメ・・・(゚_゚i)タラー・・・


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