pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2015-08-07から1日間の記事一覧

老健施設と3ヶ月問題、庶民を鍛えよ!てか?

老健施設と3ヶ月問題、庶民を鍛えよ!てか? 夕食後ウトウトとだらしなく眠ってしまった。 どうも還暦をすぎて夕方から夕食後にかけて居眠りをすることが多くなった。 夜中、寝るタイミングを外すともうダメで、庭で一服と出たら煌々と月明かりが木々の葉を…

歌う女  『灼熱の魂』

歌う女 『灼熱の魂』 「監督からのメッセージ」 http://shakunetsu-movie.com/pc/message/ 映画館で観てそのまま放っておいた作品です。 昨夜、レンタルで改めて鑑賞して漸くこの作品の感想めいたものが疼きました。 レバノン、中東の悲劇を背景に、女性、母…

イヴの夜に

Glenn Gould- Bach's Piano Concerto No.1 http://www.youtube.com/watch?v=J6uqD_D07PU ふと、久しく手に取らなかったグレン・グールドのCDBOXからこのCDを聴いた。 イヴの夜。 といっても私は無宗教なので彼らの感慨は持ち得ないがバッハという宗教音楽…

子供を忘れたあなたに Ⅱ餓鬼道

子供を忘れたあなたに Ⅱ餓鬼道 子供を犠牲にしてあなたは平然と過ごせるだろうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38000人を超える子供たちのうち、36%の子供の甲状腺に、異常増殖、嚢胞(の…

子供を忘れたあなたに

子供を忘れたあなたに この国は哀しからずや子供さえ眼中にない愚かさに満ち。 (子供のことを本気で考えればすべての政治問題は解決する。) 『 国民のうち「まとも」なのは3割である。すなわち他7割は被爆の犠牲にしようがやむを得ない 』 この言葉は被爆…

幼子へ

幼子へ 詩(旧作改稿) おさな子が ふたつの丸パンをもらい あどけなく 微笑む 忘れてはならない 大震災の荒野。 命は やさしさによって 絶えることはない。 どのような命も 昨日も明日も 朝露の如く消えようが きみが生きてるということは そういうことだ。…

降染の花 あなたの心に  沖縄を忘れるな

降染の花 あなたの心に 沖縄を忘れるな ・ まずは http://www.youtube.com/watch?v=x-9BJLs3Sv0 映画「月桃の花」主題歌 【作詞】海勢頭 豊 【作曲】海勢頭 豊 1.月桃ゆれて 花咲けば 夏のたよりは 南風 緑は萌える うりずんの ふるさとの夏 2.月桃白い…

花祭

花祭 花祭 http://www.youtube.com/watch?v=N3bOdETL3rk 春の風 花の祭りを呼び起こし 野にも君にも幸多かれと 祈りては 精魂込めて作りぬる 大熊町の花園やある 避難後も 立ち寄りて見る花園の 荒れたる野にも無人の町も 九輪草 藤の花園あるじ待ち 春をま…

「悦楽のマリア」2 カタルーニャ独立 G・ガルシア・マルケス(改)

G・ガルシア・マルケスのこの短い物語を漸く自分なりに読み終えて、今更にマルケスのスケールに圧倒される思いである。 文章技術や文字通り該博な教養が基盤であることは言うまでもないが、その作品の本質は、「詩人」であり、わが卑小浅薄な鑑賞力を棚に上…

「悦楽のマリア」1 カタルーニャ独立

・ ガブリエル・ホセ・ガルシア=マルケスは今年4月17日に亡くなった。 http://www.all-nationz.com/archives/1009130196.html 今回ご紹介させていただく「悦楽のマリア」などは、カタルーニャ独立運動を象徴的に描いている。かつ、「愛」を、個人的な領域と…

たまゆらの露も涙もとどまらず  改稿再掲

・ たまゆらの露も涙もとどまらず なき人こふる宿の秋風 藤原定家 本来は定家が母の死を悼み父俊成に贈った歌である。 玉の触れ合うが如き露、儚き露の如き涙は美しく響きあう音を秋風の吹きすぎる音に載せて、慰めとして置きながら母の死を哀傷する。 宿は…

三夕の歌 3 藤原定家 寂蓮

・ 見わたせば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮 藤原定家 (巴琴勝手訳) <ふと気づくと、どこにも花や紅葉の美しい景色はここにはない。冷たい潮風にさらされて、夕暮れの寂しい浦のあばら家があるだけだ。> 前日記において「モノクローム」と…

三夕の歌 2 西行

・ 心なき身にもあはれはしられけり 鴫たつ沢の秋の夕くれ 西行法師 「西 行の「鴫立つ沢」の詞書には「あき、ものへまかりける道にて」とある。西行はたまたま夕暮れ時にある沢にさしかかった。木々はモノクロームの風景となって 広がっている。その静けさ…

三夕の歌

・ 三夕の歌 ・さびしさはその色としもなかりけり まきたつ山の秋の夕暮 寂蓮法師 ・ 心なき身にもあはれはしられけり 鴫たつ沢の秋の夕くれ 西行法師 ・ みわたせば花も紅葉もなかりけり 浦のとまやの秋の夕暮 藤原定家 (新古今和歌集巻第四) 高校の時に…

逝く者は斯くの如きか昼夜を舎かず

・ 子在川上曰、「逝者如斯夫。不舎昼夜」 『論語』子罕 鳰てるやなぎたる朝に見渡せば こぎゆくあとの波だにもなし 西行 ほのぼのと近江のうみをこぐ舟の あとかたなきにゆく心かな 慈円 今まで「 三夕の歌」で桑子敏雄さんの『西行の風景』を頼りに読んで…

道行文 「曽根崎心中」

・ 「この世の名残り、夜も名残り。死に行く身をたとふればあだしが原の道の霜。一足づつに消えて行く夢の夢こそ哀れなれ。 あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め。寂滅為楽と響くなり・・・略・・・」 (やや長い…

略奪愛と伊勢物語 (改稿)

第六段「芥川」 むかし、おとこありけり。女のえ得まじかりけるを、年を経てよばひわたりけるを、からうじて盗み出でて、いと暗きに来け り。芥川といふ河を率ていきければ、草の上にをきたりける露を、「かれは何ぞ」となんおとこに問ひける。ゆくさき多く…

高麗郡建郡1300年祭

「(一社)高麗1300」より抜粋 http://komagun.jp/ 霊亀2年(716年)、武蔵国に高麗郡(こまぐん)が置かれました。高麗とは、かつて朝鮮半島中北部から中国東北部を領有した高句麗(こうくり)を指します。 高句麗滅亡前後、多くの高句麗人が日本に移…

放蕩息子の帰宅

・ 我が家の放蕩息子が帰ってきた。 ハチである。 2週間ぶりにさまよったであろうその姿は痩せ衰え目には不安や怖れを湛えていた。 新約聖書、「ルカによる福音書」に登場する放蕩息子は親に分け与えられた財産を蕩尽して無様に帰宅したわけであるが、父親に…