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“おれの若者たちは働いてはならない。働く男は夢見ることができないからだ。そして最高の知恵は夢の中で授かる。” ─ネ・ペルセ族酋長の言葉
孫引きです。
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「わが魂を聖地に埋めよ アメリカ・インディアン闘争史」ディー・ブラウン著
こ れは、インディアンの側から19世紀後半のアメリカ西部の歴史である。この半世紀の間に西部の開拓は完了したがそれは同時にインディアン征服の完了とも重 なっている。すなわち1890年のウーンデッド・ニーの虐殺をもってインディアンの組織的抵抗は終わりをとげ、同時にフロンティアも消滅した。1860年 からわずか30年間にシャイアン、ユート、アパッチ、スー、コマンチ、ナヴ
ァホ、カイオワ、アラパホの各部族は次々と滅ぼされた。白人にとって土着アメリカ人であるインディアンとは、開拓されるべき自然の一部であり、物理的に排除されるべきものでしかなかった。
フロンティア開拓にまつわる神話をアメリカ史はほこりとしている。
だ がそこに犠牲となったインディアンの声がきかれることはまれである。著者は条約会議でのインディアンの発言の速記録などをもとに本書をかきあげた。彼らの 言葉は雄弁であり、詩的でさえあり、そのいたましい歴史とともにわたしたちの心を打たずにはおかない。・・・・・・・・・・・・・・・・本書より引用
http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeBoo..
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“おれの若者たちは働いてはならない。働く男は夢見ることができないからだ。そして最高の知恵は夢の中で授かる。”
なんと美しい言葉であることか。
アメリカと追米諸国が蹂躙しまくった、ヴェトナム、中東、南米、アフリカ・・・
武力によって虐殺され蹂躙された多くの民族には恐らくこのような美しい優れた言葉が残されているだろう。
戦争は文化の虐殺でもある。
考えても見よ。
戦争を仕掛ける者に文化など持ちようがない。
戦ってはならない。
殺人は正当化できない。
不戦の誓いなど眼中にない国になったら終わりだよ。