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言わずと知れた子規の代表句。
誇張をそうは感じさせない凄味が写生句を超えた命のおののきを感じさせる。
いま、午前3時半過ぎ。
この数日来喉が剃刀で切るような痛みから、就寝後明け方まで激しい咳と痰に悩ませられている。
声が出ないというザマである。熱はない。頭痛もない。
薬を飲んで落ち着いたはいいが、目が覚めてしまった。
先日、中高時代からの友人に久々に会った。
ああ、あいつなあ、癌で死んだよ、もう10年近くになるな。
そう教えてくれた友人はやはり癌を患って五年経つ。
もう一人は宿痾の喘息発作に怯えている。
おいおい、何だよ、私が40年近い職場人生で得た数少ない友人たちはもう彼岸の彼方に去ってしまった。
お前たちもかよ。
いや、そう早くお迎えを急かすな、お前はどうだった。
そう訊かれて、自分も2度ほど死に損なった話をした。
殆ど喧嘩ばかりの職場人生だった。常にごく少数か、単身で戦い続けた挙句の死に損ないだ。
お前、変わらねえな。友人は
笑う。
そう、三つ子の魂とやらだ、と、笑い返した。
結局、そうなのだとみな笑った。
白髪で薄くなった髪、萎んだ身体ながら
三者三様に昔のままのガキが笑う。
再会を期して別れた。
怜悧な雪混じりの風が吹き抜けて行った。
そんなことやら何やらを思い出した。
もうお彼岸だ。
予報は春の温かさ。
裏切るなよ。
いや、無邪気な可愛い予報官だから間違っても良し!
4時近いが外はまだ闇が覆っている。
漸く眠くなっている。
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写真、 眠くなったハチ^^。