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pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

老健施設と3ヶ月問題、庶民を鍛えよ!てか?

 

 
 

夕食後ウトウトとだらしなく眠ってしまった。
どうも還暦をすぎて夕方から夕食後にかけて居眠りをすることが多くなった。

夜中、寝るタイミングを外すともうダメで、庭で一服と出たら煌々と月明かりが木々の葉を濡らしている。
家々の明かりも消えて静けさだけが囁く夜。

今の母の入所している老健施設については書いた日記が事務局の好意できれいに消されたが、介護士さん始めギリギリの人数ながらよく頑張ってくれていて頭が下がる思いで日参している。
その施設の担当者会議に呼ばれて、タイトルの3ヶ月問題がその職員の中で只一人機械的な匂いのするケアマネさんから告げられた。
入所の時にもそれは告げられていたが、相談員さんは3ヶ月ですぐとういことではない、機械的に出てもらうことはない、と私どもに告げていたが、それはそうであろう。
人道的にはありえない。

ところが、そのケアマネさんの機械的な口調によって、それは甘いことがわかった。次の入所先を現段階で見つけてもらいたい、その入所先の都合などで退所日を判断するということであった。

1、次の施設に入所する。
2、有料老人ホームに入所する。
3、自宅で最低2週間過ごしてもらった後にここに戻る。
  退所して、在宅後に再び新規入所する。

これらの中から選択するほかはないと言う。

1、は、つまりその施設がやはり3ヶ月を持ち出せば、いわ  ゆる「たらい回し」となる。
2、は、母が健康に問題がなく、大金を出せれば可能だが
  残念ながら不可能である。
3、は1と同じで、「たらい回し」となる。

何故こんな事態になったかというと、関係者の話では今年4月、厚労省の施設への介護報酬の改定が行われて、
老健本来の設立趣旨、つまり、3ヶ月で健康にして在宅に戻すことを狙いとして、めでたく在宅に戻した場合介護報酬加算が加わったからだということである。

つまり報酬加算が経営者にとって魅力となったわけだ。(ただし、3ヶ月ではなく、1年位はなんとかという施設もある。)
経営者にはいい話だが、金の余っている人以外は「たらい回し」となる。

お年寄りにとって居場所が頻繁に変わることはそれだけで心身に大きな影響を及ぼす。
関係者も皆それは認識しているし、普通に誰が考えても当たり前のことだが、そこを抜きに制度設計ができる人物たちが厚労省にいるということだ。
冷静にカネ周りだけを仕組める流石エリートである。
お年寄りたち(私もだ!)の健康を第一に考えてくれる厚労省の役人さん、私たちをたらい回しで鍛え直してくれようと設計したに違いない。
ありがたいことである。
さすが日本優生思想の母体となった組織である。
鍛えてくれ給え。

20 年来の不況、賃金・年金の減額、各保険料値上げ、介護保険料新設、「リストラ」、莫大な国費の投下の中で、庶民は鍛えられ、根を上げた者はふるい落とさ れ、年間3万以上が自殺し、2万以上が行方不明となり、交通事故死で2万人以上死に、なるほど、ほんとにまあ鍛えてくださることよ。

そして未曾有の大災害大人災の中、放射能を浴びせながら復興税という名目(実質流用目的)で更に庶民の心身と懐を鍛えてくださる。
更にさらに!
太陽維新党だったか、最低賃金制度撤廃だと。
勤労者はいくらでもやすく使えってか。
奴隷のごとく日本人を鍛え上げよとの思し召しか。
ありがたやありがたや。

そして、この老健3ヶ月問題を知った。

気づかないところでもホントよくやってくださる。


翌日から特養と老健施設探しが始まった。
特養は近隣に素晴らしく立派なところがある。
入所待機者は二百数十名だそうな。
私も入れてくれと頼んだら笑われました。