pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

イジメ対処法 思い出




思い出と書くと、やはり歳だなと思うが、思い出があるのだから仕方ないy(^ー^)yピース!

以前、ある方のコメントを頂戴し、

「ーー大きくなったら人になるーーその子はどんな人になって行くのか。子供を教えるこの教師のなんたる愚鈍。
ブログを拝見し、思い出し、ふと人の人たるゆえんは何かと?」

との貴重なご経験の言葉に、イジメ対処の思い出を思い出しました。

私は新任時よりイジメは絶対に許しませんでしたから、気づき次第、教室に怒鳴り込んでいきました。授業中は無論、授業を中断して思いっきり怒鳴りつけました。全員にです。イジメる本人も、見て見ぬふりの者も許しませんでした。私が気づく時。いや教員が気づく時というのは水面下で既にイジメの雰囲気が作られているのですから。
イジメる本人個人を怒鳴りません。全員に怒鳴るのです。

「なんだ?お前、やられたままか?やられたままでいるな!やり返せ!何倍もやりかえせ!俺が見ててやる!わかったか!」

本気で怒る怒鳴り声はその階の教室すべてに筒抜けです。

しかし、それでイジメは跡形もなく消えるのでした。

単純過ぎる?

そう、単純なのです。

紙を刷って解決する訳ありません。


仙台市では教員までがイジメに加担していたとの報道がありました。およそ学校ができた昔から全国至る所にイジメはあり、地域社会のイジメがありと、人間自体未熟極まる集団内でイジメが起きるのは当然です。その延長線上に国家間のイジメまであります。

子どもたちは「ワル」でもまだ純朴です。
教員が怒髪天を衝く顔で、つまりは本気で叱ってやれば済むのです。そのあとは、子どもたちの背景を探り、虐めを生じさせた原因に迫って子どもたちを立ち直らせる事が必須です。家庭訪問は単なる行事ではありません。家庭内に少しでも入ることで、その子の状況がかなり理解できるようになります。また、子どもだけでなく保護者との信頼関係(実はこれが全て)を作ることができます。それがどれほど楽しいことか、経験者にはわかります。従って家庭訪問は随時必要なのですが、埼玉県では家庭訪問をさせない学校が増えたと一時期聞くことがありました。もちろん、今まで何度か指摘してきたように教育の内部崩壊は目に余ります。それは日本という国の内部崩壊そのものだと私は理解しています。