pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

自由ということ。

 


    絵とは自由の象徴である。

    のみならず、文芸、美術、音楽全て自由
    を本質とする。

 

以下、拝借して子どもたちの学習に使わせて頂いた池田龍雄先生の下描きの作品である。


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 私は自由ということを先生の作品から感じ取ってもらいたいとお借りしてきた。

 

 

 

「巴琴さんは女子に近づき過ぎに見えた」
「はあ?2,3メータは離れてましたが?」

女子班の体育の授業で、学習班から、主たる指導員の外に数学の女と私の3人が指導していた。その他に生活班の女が「監視」で付きそう。
その授業の事で放課後にあたる時間にその女に呼び出された。
生活班の女が訳のわからぬ事を言い出す。

 

危険である。こいつ等にかかれば如何なる濡れ衣も冤罪も可能である。

 

「距離のとり方って微妙なのよね〜、巴琴先生は声もかけるでしょ?」
「はぁ?」
「性虐待の子が多いからね、男の人には過敏になるのよね」

「じゃあ、ずっと離れて声もかけないなら、私は居る必要はないだろ?次から女性学習指導員だけでやったらどう?」

すると英語の女がボソリと呟いた。
「それじゃ存在意義がなくなるのよね」
「別に、そんな話なら存在意義など不要だろう?こちらは別な事をやらせてもらう」

 

この英語女は女子への弾圧専門の女子班生活指導員に媚びまくっている。また、学習班の「リーダー」と勝手に自己規定するイカれた女であり、アメリカ帰りだかなんだか知らんが、英語も実は無能なのが私の不用意な質問でバレてしまっていた。私の授業の作文で子どもが「極光って英語でオーロラの事ですか」と書いて来たので、その女に振ってみたのだ。「???オーロラでしよ!」と女は答えた。「いや、今調べたら別の表現があるんですよ。northern lightsとかね、実際アメリカじゃどうなんですか」

しまったとは思ったが後の祭り。
女は固まっていた。
「家で調べてきます!」

まぁいいか、と思ったがこの手の女の始末の悪さは知っていたのに、またやらかしてしまった。

「巴琴先生、子どもに過去を思い出させる事は禁止なんですよ」
と、言いがかりをつけてきた女だった。


女子生活班の連中は監獄以下の精神的弾圧を加えているが、無論自覚はない。善意と愛情で指導していると信じている。つまり、付ける薬は世界中にない。
しかし…、

「保護所に入ったことのある18歳女子と会っていました。
彼女も本来は被害者なはずなのですが、一時保護所では身体拘束され、無理やり食べ物を口に詰め込まれるような酷い仕打ちを受けたを語ってくれました」

これは、あるジャーナリストから私のメールへの返信の一部であるが、事実なら立派な虐待である。何せ完全に近い「密室」の世界である。トイレも鼻をかむのも許可制であり、全ての生活がバカげ切った規則で支配されている。しかも、その規則の適用が学習班の学習指導にも及ぶ。

 

先日、男の元副校長が授業としてピカソゲルニカのコラージュ作成を企画し、2メートル半縦1メートル半の台紙を作り、コラージュ用の細かな用紙を準備していた。それは大変な準備だったはずだ。しかし、授業でハサミで紙を切る点が問題となったのだ。紙を切った残りを子どもがポケットに入れたらダメという。ここの規則では紙切れを自分の部屋に持ち帰るのは厳禁であった。


私から見て、殆ど狂人の世界である。そんな中で特に女子は可哀想である。学習室で授業中はにこやかになる彼女らであり、笑顔も生まれるが、学習室から生活室に戻る短い間に表情は死んでしまうのだった。

 

さて、前回、私は前衛画家の池田龍雄先生から拝借した作品を子どもらに参考として見せて授業をすると書いたが、その結果の子どもの作品が途中であるができてきたのでご披露する。

授業始めは画用紙を前に殆ど描けなかった子どもたちである。

「好きな言葉を自由に選んで、その言葉にあうと思う絵を自由に描きなさい」

これが、難しかった。自由を思い出させるのが趣旨の授業。尤も「思い出させる事は禁止」という規則は論外であり私は無視している。


「さて、これは池田先生という人からお借りしてきた作品だ。言葉も絵もこのように自由に描かれてらっしゃる」

子どもたちは、ポカーンと呆気にとらわれて見ていたが、次第に色鉛筆やクレヨンを持って描き始めた。まだ一時間目、途中である。


写真はその一部である。
念の為繰り返すが、この子どもたちは絵が極めて苦手、或いは嫌いな子どもたちである。自由を知らないのだから。

 

 1.

 ガンジーという文字が大きく中央にある。上下に「安らかに眠れ」という文字。また、小さな半円形のものはガンジーの墓だそう。その中にある「RIP」はREST、In、PEACE、の略。


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自分の名前のアルファベットを、私に筆記体で教えてくれと言って来たので教えた。絵はその図案的表現。(件の英語女は、今は筆記体は教えません!と金切り声を上げた(^^)v)

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女子の作品、自作の即興詩、時間がテーマ。
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