pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

うつつにも梅花ウツギの面影や

今朝は薄曇り。

一昨日真夏の陽射しの中で梅花ウツギが咲いていた。

 

狭い庭ながら好きな植物を気ままに植えてきて、もはや限界に近い。

鬱蒼というところまでは行かないが、居間から眺めれば森の中という風情である。

 

 うつつにも梅花空木の面影や

 
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明日、5月18日の誕生花であるという。

花言葉は「思い出」「気品」。

以前、私の怠慢で枯れかかったが乗り越えて甦った。

 

思い出も梅花ウツギの色に似て

 

そう在りたい。

 

昨日は真夏の陽射しの中、里山を歩きカフェに寄ったり、草むらに野いちごを見つけり楽しんだ。

帰宅そうそう風呂に入った。

まだ明るい窓から涼しい風が吹き込む入浴は楽しみなのである。ぬるめの湯にゆっくり浸かっていると全身から緊張が抜けて来るのが分かる。吹き込む風が快適極まりない。真夏の陽射しの多い今年の五月、しばらくこの楽しみが続くかな。

 

 

 羅(うすもの)に透けるおもひを怖れをり

                  

櫛原希伊子さんの句を見つけた。

梅花ウツギの純白にはそんな「怖れ」も感じる清楚な艶がある。

 

   『笈の小文』序     風羅坊(芭蕉

百骸九竅の中に物有、かりに名付て風羅坊といふ。誠にうすものゝのかぜに破れやすからん事をいふにやあらむ。

 

うすものと言ってもこの芭蕉の葉のような使い方もあるので要注意だ。      

 


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