pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

酒三題 その3 漱石の時間




       漱石の時間
                                           2009年10月24日



水生無視、ン?馬鹿PCめが
酔生夢死、これだ。
理想だ。
ぽっくりさんよりいいね。

泥酔
泥酔てキタネエな
酔って泥中に頭突っ込んで・・・

そういや昔
俺の田舎の話だが
東大に合格した知人筋の男がいて
親族で大宴会やったんだが

そいつは泥酔
トイレで穴の中に墜落死

なにやってんだか

酔う

次第に目が据わり
つまらぬ思考もスローになり
ろれつも回らなくなり



うわの空



完璧なアホ

へへへ

時間よ止まれ・・なんて野暮な歌は要らぬ

おい、さっきから時計が止まってんじゃないか
おい、・・・あれ?
誰もいねえじゃねえか・・・

いや、酔いが深くなると
時間も消えるのだよ
いいねえ
酔っ払い冥利

酩酊止水
泥酔止水
酔興止水


静かだ
時間も消えた

闇の中の面影・・・ん?・・・
馬鹿だねェ、闇の中で影が見えるわけねえだろうが

いや、はっきり見えた
うっすらと透き通る白い頬
伏せがちの濡れたまなざし・・・
誰だ

外は雨が降りやまず
冷たい秋の吐息さえ
聞える・・・



夢の面影

夢十夜

そうだ思い出したぞ
漱石

ああ、その女の面影だったか
百合に化身したをんな

「百年待っていて下さい」をんなはそうつぶやいた

夢を見たのか
酔いが回ったのか

時間は止まったまま
百年過ぎた

ああ

をんなは百合になった

をとこは
首を前へ出して冷たい露の滴る、白い花弁に接吻した

月の光の降り注ぐなかで
漱石の時間は永遠の彷徨い


ああ静かだ
時間も消えた
消えたのだった

酔っ払い冥利

酩酊止水
泥酔止水
酔興止水

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これで大下戸巴琴の現役時代の戯れ詩終了、お付き合いいただきありがとうございました。

昨晩アップした「その2From A Distance」P.F. Sloanの代表曲「EVE OF DESTRUCTION」(邦題、明日なき世界)は高石ともや忌野清志郎がカヴァーした。1988年『COVERS』の東芝の圧力による発売中止は日本の世論管理社会を明らかにした出来事である。以降もその世論操作は日本人を盲目の民へと仕立て上げていく。フクイチの悲惨もアベ政治の悲惨にも鈍感なパペット国民と呼ばれるだろう。


「できることなら、この胸を切り裂いて」忌野清志郎
http://www.tapthepop.net/song/34738
http://www.tapthepop.net/extra/34766

ぜひお読みください。