貧しいながら嬉しい事はあるものだ。
一つ、
諦めていた蓮の花の蕾が一本、すうっと伸びてきた。明日には開くかも知れない。しかももう一つの蕾が伸びて来ている。
4月に蓮の株分けを行ったが上手くやれた自信がなかった。株は細く貧弱に見えた。
先月来、葉はしっかり池に広がってはいたが、本来なら伸びてくるはずの花茎は出てこなかったのだ。
去年は花茎も7〜8本出ていたが、今夏どうなるか。いずれにしても嬉しいことだ。
二つ
次男が帰国した。およそ一年半ぶりの帰国であった。仕事柄やむを得ないのだが、まぁ車寅次郎の海外バージョンで、彼は現在はベトナムで海外現地法人を設立し素材加工の工場を立ち上げその輸入を日本本社に回すのだが、加工機械などバルト三国から調達する為にバルト三国を飛び回っていた。全て部下ニ人との業務だが、部下は家庭の事情で退社し昨年末ニ人でこなしていた。
久しぶりに見た次男は一回り身体ががっしりしていた。現地ホテル住まいなのだが、近くのジムに通い鍛えているそうだ。
これからは本社に月に一度は顔を出せと命令されたようで、ダリー!と言いながら4泊の帰国の後に現地に戻って行った。海外はこの次男だけで、他の3人は国内である。次男は国内勤務が嫌で海外駐在員の仕事を選んだ。大きな駐在所ではなくホテル暮らしの、単身赴任みたいなものである。大手のデベロッパーの社員に、「現場感が出てきましたね」と言われて喜んでいたらしい。
「年末に退職するかもな」
と言い残して去ったが、このセリフは3回目である。しかし彼の性に合った仕事ではある。ベトナムの子供らにまでお土産を買って行った。
三つ
梅干し完成!
紫蘇も良い香りだ。
山歩きの時の弁当のおにぎりには梅干しが一番なのである。
しかし、この暑さでは近隣の低山では歩けない。秋まで待つしかない。
猛暑中、また身体がナマリそうだ。
四つ
沖縄でジンベイザメ救出とか。ホッとする話題だ。
そういえば、シーズー犬が、飼い主がレイプされそうになったのを助けたとかのニュースがあったな。あんな小さな可愛い身体だが、飼い主の危険に必死で立ち向かうとは見上げた根性だな。人間よりずっとマトモだな。いや、人間と比べちゃいかんな。遥かに立派!シーズーに失礼。うちのニャンコ共は…無理だな。
貧しいながら腹の立つ事はあるものだ。
一つ……止めた。アホらしい。切がない。
どうぞ皆様、地球規模の温暖化の下、くれぐれもご自愛下さい。