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今日は開戦記念日である。
テレビや新聞がどう報道してるかは知らぬ。
終戦記念日というのがある。
私は敗戦記念日と呼んでいる。なぜなら、終戦、は単なる終った、の意味しかないからだ。
あ、そう、終った日ね。
事ほど左様に日本には誤魔化し表現が溢れた国。
いや、誤魔化しではない、穏やかにオブラートした表現だ。というなら、わざわざそうする理由は何だ。
終戦?そう、日本が有史以来、国土灰燼、国内だけで600万人、アジアで1000万人の犠牲者を出した戦の終わり。終ったあとは、
「終戦わずか2週間後「東京の慰安婦」は米軍のいけにえにされた」という鬼畜の所業を明治以来の神国教育儒教教育を受けて、鬼畜米英、その為にお前らの命は天皇のものと教育を受けた政府がやらかした。
バカバカしいなんてものじゃない。
愚劣にも程がある。
佐藤栄作が慰安所作りを手柄にしていたのは、東京慰安所にストレートに結びつく。
敗戦後にアメリカポチとなった岸信介、佐藤栄作などはハエある山口県田布施町出身だ。この田布施町、覚えておく。曰く付き。
改憲運動はこの連中から既に始まっている。手始めに学校の民主化潰しから日の丸君が代をゴリ押し。なぜ改憲か。安倍を見れば分かる。私利私欲の復古改憲。
その為には「美しい日本」というスローガンが必要であった。
「美しい日本の私」なら川端康成として分かる。
これが騙しのテクニックで「私」を抜いて、如何にも川端康成の言う「美しい日本」を謳うように見せかけた。
川端康成は日本の嘗ての美しい風土や文化を讃えたのだ。
安倍総理に文化を讃える能力は政治能力同様に欠片もない。
文化遺産問題で、これを産業遺産と呼ぶらしいが、軍艦島を産業遺産にせよと安倍は指示した。そんな産業遺産の歴史的スタートとして松下村塾がある。安倍の頭には何が何でも郷里の英雄、狂信的原理主義者と呼んでいい神がかりが入っていた訳だ。徴用工問題などどうでも良い頭なのだ。
美しい日本
歴史的に支配してきたそれぞれの時代!一度たりとも美しいと呼べる時代は無かった。美しい文化や風土は存在した。
「美しい日本」というスローガンは過去を誤魔化し美化し、絶対的権力政治の復古主義につなげようとする自民党の凄まじいほどの執念なのだ。
だからこそ「終戦」なのだ。敗戦ではない。
開戦記念日も同様。
実はこちらの方が重大なのは当然なのだが
、因みに検索すると開戦記念日で行事を打つのはあの靖国神社くらいか。
いやはや凄い内容で、中身がバレたら世界中から袋叩きにあいそうだ。
その日本破滅のスタートである開戦記念日。
なぜこんな馬鹿げた事になったか、考えさせない提灯マスメディア。
タイトルの川柳は鶴彬作。
私には尹東柱と並んで美しい詩人である。久しぶりに彼の全集を読んだ。
胎内の動き知るころ骨がつき
つき、とは着き。母親の、子供の悲歎。
女達はそれでも自民党を支持するのか?
修身にない孝行で淫売婦
軍拡に走り、民生を犠牲にしてはばからない自民党を。
暁を抱いて闇にゐる蕾
これは川柳ではないな。
余りに美しいも詩である。