pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

あちきはニャンコでありんす シンジローの巻


ウヒャーさぶい〜〜ブルブル!
やっぱり冬だな〜薄氷まで張りやがってよ。薔薇の蕾も凍ってやがる。ん?ああ、いい香りが…蝋梅か…

 

     蝋梅の香りほのかに

 

ん〜む、下の句ができん。


あ、ジョニーさん!

お、チビか。お前ひとりか?

あい…みんな寝てます。

熊じゃあるまいし、しようがねえ連中だな。

あい…

まぁおめえは若いからな。俺も若いが。

え〜?ジョニーさんも若いんでしか?

あたぼうよ、まだ200歳過ぎただけさ。

ひゃ〜〜!化け猫!

こら!化け猫たあなんちゅう言い草だ!まだ200歳っと言ったろ!俺の親なんざ1000年生きたぜ。まぁ長生きすりゃいいってもんじゃねえよ。見たくもねえくだらねえのを1000年分見てみろってんだ。

あら〜、じゃあ、ジョニーさんのお爺さんは?


ああ、爺さん婆さんは生まれたのは確か縄文時代とか言ってたな。


ドヒャー!(☆▽☆)(@_@)\(°o°)/

なんだよチビ、そのチラチラしたのは。 

あ、これ絵文字。若いもんの間で流行ってます。


しょうもない連中だな。暇な連中だぜ。ま、暇なのは同じだが。

あ、おはよう御座んす!

おおモン太郎、ハチ、やっと起きてきたか。

いや〜お恥ずかしい。

何がお恥ずかしいだよ。全く。

ええ〜、いやね、昨晩…、

何だよ…さっさと言いやがれ!モン太郎!

ええ〜、実は昨晩…巴琴爺さんとお花婆さんがですねえ、夜中まで…

なに!あの2人が?仲がいいのは知ってるが夜中までかよ。え、ハチ。

ヘイ、向こう3軒両隣♪

とんとんとんからりと隣組♪ 格子を開ければ顔なじみ〜〜♪

ハチ、おめえ、よく知ってんな。そりゃ戦争中の歌だぜ。

せつない恋が〜ありました〜
若くてきれいな頃てした〜

お、モン太郎もいい調子だな〜、そりゃ戦後だ。ブギウギ時代、とかいう歌だぜ。なんで知ってんだよ。モン太郎も知ってんのか?

はい、なにせ一晩中…

なに?一晩中?

へえ、一晩中…お花婆さんと盛り上がっちゃって…ジジ放談!で、歌まで聞かされて…眠れやしねえですぜ、ジョニーさん。欠片茶碗まで叩いて…

アハハ、災難だったな。しかし元気な爺婆だな。で?モン太郎?

はい、夕方ね、お隣りのお花婆さんが煮付を巴琴さんに持ってきたらね、


お、お花婆さんかい。丁度良いところに肴が来たぜ。さっきな、恋川春町がよ、徳利ぶら下げて置いて行った。なんでも版元からの差し入れ。しかしあいつは下戸、飲んだら原稿書けねえってんで置いて行きやがった。いま、?、なんだっけ、あ、そうそう、『金金先生栄華の夢』とか書いてる最中で、今いいとこだ、飲んだら忘れちゃう!ってんでな。

それからは…酒と肴が揃ったでしょう?あの2人どうなるか…

アハハ、なるほど。長屋のいいとこだぜ。しかし…まさか…焼けぼっ杭に火がついたとか?まさかな。いくらなんでも。なぁハチ。

アハハ、ジョニーさん。それはねえでやんす。煙も立たねえ。まぁ良い雰囲気にもなりましたがね。

お、お花さん、ほんのり良い顔色だねえ。

まぁ、嫌だ、貴方様のせいざんす!


こんな調子、アハハ。

まぁ、そんなとこだろ、あの2人。で、ジジイ放談ってのは?モン太郎。

はい、なんでも永田町のシンジローってガキがサカリがつきまくって、手当たり次第女遊び。家庭のある女性実業家まで、手籠にしたとか。

 

ああ、野郎か。
昔から奴はサカリがついてたぜ。勉強そっちのけ。親の七光とカネ。頭は悪い。根性も悪い。面だけは今受けする。わかるぜ。

 

そう、しかし七光でギインとかになってから、ますます拍車がかかったようで。

 

そうか、モン太郎。しかしな、昔から英雄色を好むと言ってるがな。本物の英雄なんざ殆ど見かけねえって俺の爺さんも言ってたな。俺もよ、伊藤博文とかいう奴を見た事があるが、ありゃあ、狂ってるぜ。ある時なんざ力車で帰宅途中に歩いていた芸者を拾って一晩中力車を走らせて中でやりまくってた。

 

そうそう!巴琴爺さんもその話してました。その芸者さん、後で「もう!痛くってたまんなかった!」とボヤいてたらしいです。

 

アハハ。全くな。車夫に同情するがよ、俺は。そりゃ色を好むってレベルじゃねえや。まぁ博文は貧乏な百姓育ち。根っから飢えてたんだな。飯を食うのと同じよ。で、シンジローってのは?

 

はい、なんでも、ボクはセクシー!とか国連で叫んだらしいです。

 

アハハ、気色悪いなんてもんじゃねえな。サカリ丸出しじゃねえか。そりゃ日本の評判最悪だぜ。ただでさえ、アベが評判落としてるのにな。ハチよ。

 

全くでやんす。
そのシンジロー、ただただサカリ丸出し。で、なんでも、タキクリクリという芸人を孕ませてしまったとかで結婚。そのクリクリの親友がその女実業家。アハハ。全く、こいつ等も同じレベル。いや、こいつ等は男狂いじゃなく、肩書カネ目当ての連中でさあ。まぁ同じ穴のムジナ。

 

そうさな。同じ穴のムジナ。アホなのは国民だぜ。サカリついた狂った連中とカネ亡者に国を任せてる。貧困率は先進国中ナンバーワンとか。そのうちオンリーワンになるぜ。

 

お!ジョニーさん!上手い!座布団3枚!
アベのいうオンリーワンってそんな意味!

 

まぁ笑いごっちゃねえ。見てみろ巴琴ジジイ。あの歳で出稼ぎだと。哀れよなあ。まぁ本人は面白がってるからいいが。


全くです。ジョニーさん。そんな話の中で例の歌をお花婆さんがね。


せつない恋が〜ありました〜♪
若くてきれいな頃てした〜♪

なんて歌ったもんだから、いやあ盛り上がっちゃって!踊りまで出ちゃった。

 

アハハ、あの2人のブギウギ踊りか!そいつあ見ものだったな。なあ、ハチよ。

 

ヘイ、愉快愉快。あっしも一緒にブギウギ〜〜って踊ちゃいましたぜ。アハハ。モン太郎もです。この堅物が!

 

いやあお恥ずかしい…

 

何言ってんだ。ちいとも恥ずかしいこたねえ。おめえ、少しハメ外せってんだ。
しかし…お花婆さんにも、せつない恋…あったろうな。今じゃ隣のジジイとバカやってるが。しかしブギウギだ。明るく元気なのは一番さ。

 

そうでやんす。


おお!できた!お前らのお陰!

 

な、なんざんすか?

 

いや、俳句を作ってたのよ。暇で。

 

あらまあ。巴琴爺さんの趣味が移りましたねえ。で、どんな?

 

 蝋梅のお花さんの香ブギウギ〜       byジョニー

 

 

・つい暇なもので…失礼

 

動画 ブギウギ時代は適当なものがなく。東京で。

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