・ 船は潮風を受けながら銀の波濤を割って進んでいきます。あの右手の浜が須磨です。まもなく左手の淡路島を抜けて行きます、と周さんがお教えくださいます。ああ、あの源氏の君が過ごした須磨・・・ 生ける世の別れを知らで契りつつ 命を人にかぎりけるかな…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。