2015-08-07 私達に目を背ける権利はない ファルージャと日本 『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件 …そして』 渋谷UPLINK他上映 http://fallujah-movie.com/intro.html 当時人質となった3人のうち、高遠菜穂子さん、今井紀明さんお二人が登場する。 ブッシュというヤブから大統領のイラク侵攻に追随した小泉首相と阿諛追従の小池百合子環境相や竹内行夫外務省元事務次官たちの「自己責任論」合唱により3人は殺害される寸前であった。 ちなみに竹内行夫は昨年最高裁判事をめでたく定年退官。小泉にイラク戦争支持を強力に進言し実現の功績により判事となった。 彼ら3人は帰国後猛烈なバッシングに晒された。読売毎日が煽り週刊誌まで国民の洗脳を図ったのである。 自己責任という、権力にはまことにもって都合のいい表現が日本の羊さんたちに瞬時と言っていい早さで刷り込まれた。 そんな羊さんの中から3人への異常なバッシングはあの新大久保でのヘイトスピーチそのものである。 開放された自国民を敵視する日本政府国民の姿は世界に衝撃を与えた。 アメリカのパウエル国務長官さえ、3人について「危険を冒す人がいなければ、進歩というものは決してない。日本の市民たちが、より大きい善のために、すすんで自身を危険の中に置いたことを、日本人は誇りに思うべきだ」とコメントしたという。 日本政府が誘拐団の要求ー自衛隊はイラクから撤退せよーに対しすぐに拒絶声明を出したことに ・・・ 日本政府は自国民を犠牲にして平気なのか、それではイラク国民を犠牲にするのも平気なのだな・・・・ 誘拐団はそう指摘しつつも土壇場で人質を開放した。 イラク国民政府は元々親日であった。 その日本がアメリカと組んで軍隊を自国に送り込んだのである。 人道支援であるという欺瞞は米軍の大量虐殺、劣化ウラン弾使用による放射線被害の深刻さー実に出生の子どもの14・4%が出生異常、奇形であるーなど、このドクメンタリーをご覧になればわかる。 アメリカの大罪に加担した日本であった。 思うに、この現象は日本の抱える深刻な問題に通底する。 沖縄、原発、千里塚・・・ 自国民など屁とも思わぬ政治家がいずれも関わって犠牲を国民に強いるのである。 一向に気づかぬ、気づいても知らんぷり国民がこんな政治をいつまでも許している。 だから腹痛総理が今は息高々で腹痛の兆候もない。 救いは高遠菜穂子さん、今井紀明さんがバッシングから立ち直り、更に活動を高めていらっしゃるということです。 また、彼らのような「草の根」的な支援活動が実はあちこちで行われているということだ。 我が畏友のキジトさんも^^。 この作品は「ホームルーム」というTV番組制作会社の企画で制作された。 若手監督発掘支援を目標とし、今回28才の伊藤めぐみさんが監督した。 「目を背ける資格はない」 http://nikusiminorensa.at.webry.info/201110/articl.. 知人のディレクター氏に教えられ久しぶりに観てきました。 以前は渋谷だろうが有楽町だろうが観たければすぐ出かけたのですが、歳のせいか尻を叩かれないと動きが鈍いのです。