2017-05-01 日和田山、高麗本郷 . 花に倦む日も知らざりて五月かな 大阪に滞在5日間で帰りましたが、この五日間で季節の移ろいの速さに驚きます。庭の柿の葉や楓の新緑、山つつじの淡い朱の色、ほか、初夏の装いを一斉に始めていました。 昨日、久しぶりに日和田山へ登りました。あまりに快適な晴天と風に午前10時頃出発。連休初日でかなりの人出です。子ども連れの家族や高齢者も目立ちます。新緑と薫風に酔うほどです。いろんな種類の路傍のサツキも目を楽しませてくれます。 日和田山は低山ですが坂が結構急なのに加え岩場があったります。ロッククライミング練習場まであります。 一の鳥居を過ぎ、見晴らしの丘を越えてひたすら頂上を目指していると、幼い男の子の泣きわめく姿に出会いました。父親は立ち尽くしたまま、母親が一生懸命宥めていますが泣き声はますます強大となり天狗も逃げそうな勢いです。「こんにちわ!」泣き止みませんが、私を見つめます。「かわいいね、おじさんと一緒に行くか?」2歳という男の子はちょっと驚いた顔で一瞬泣き止みます。「おじさんが連れて行ってあげよう!うちにもらっちゃおうかな?」男の子はまっすぐ瞳を私に向けます。私はこの瞬間が好きですね。すかさず話を畳みかけます。もう泣くのは忘れたようです。念のため最後に一言。「登ったらね、アイスクリームがあるよ!」これでバイバイy(^ー^)yピース!男坂を通り、岩場をよじ登りハアハアしながら金毘羅神社前にでます。 振り返れば奥武蔵一望、汗ばんだ肌には爽やかな風が一番のごちそうです。休憩。婆さん二人連れが岩場から登ってきました。「いやあ、お元気ですね」「まあ、これくらいは」見れば70歳くらいか。「お若いですね!120歳まで軽い!120歳コース!」「アハハ、うまいこと言う!今日は足慣らし」やばい、深入りは避けます。金毘羅神社からさらに頂上へ登って見渡していると、先ほどの大泣き男児がニコニコ登ってきました。若いお母さんも楽しそうです。下山は別のルートで物見山茶屋方面の整備された木漏れ日の道を歩きます。 茶屋の隣の、崖を切り開いた広い平地に建つ家をみると、まさに絶景に立地。 羨ましい。庭で月見とか最高であろうなあなどと思い茶屋に入ります。 茶屋の招き猫(^^♪ 婆さん一人、店番程度ですが、この婆さんが隣の家の主でした。店の前をさっきのウルトラ婆さんたちが、サッサか歩いていきます。私はもう下山。その道が長いのですが下りで良かった。無住の安州寺が途中にあります。 腹が減ってきた。高麗川近くの集落に出て、登山口までぐるりと戻って目指すは「趣味でやってるレストラン」。着いたときは13時過ぎでした。 2万歩。オーナーシェフは相変わらず元気でしたが、このシェフ、お客が続いて余裕がない┐(´-`)┌ 私はいつものハンバーグステーキランチ。この醤油を焦がした味と香りは最高で、モッコウバラが咲き誇る二階のベランダの席でいただきました。全部で千円(^^)v良い一日でした。