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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
初詣は2日、例年参詣していた大混雑大渋滞の高麗神社、聖天院を避けて秩父御嶽神社へ参りました。秩父を冠した社ですが、実際は飯能の奥、吾野駅から徒歩25分ほどの所にあり、東郷平八郎を祀る。東郷が何を血迷ったか生前に自身の銅像建立を認めた社です。しかし、木曽御岳山分社と言うことで私は参拝します。
この社、本殿まで700段近くの、距離にして300米を超える急勾配の石段。トレーニングを兼ねて登りましたが大変でした。途中から迂回路の山道に切り替えました。この影響が4日からの勤務に影響するか少し心配しましたが大丈夫でした。ただ、翌日朝の起床時に腰の張りと軽い痛みを感じたので湿布で治しました。
4,5日の勤務は相変わらずのドタバタ仕事でした。ここはマトモな勤務体系が未だに無いのです。
臨時(いつも)の全体学習指導で、始め「挨拶」から。
「読みはわかるよな。じゃあ出てきて書いてもらう」
「なに?書けない?よし、3分やる。」
漢字の覚え方からおしえなければなりません。
で、先月に授業した中身の簡単な復習から入り、今回は「正月」の意味、即ち「正」の意味と「月」を付ける意味を教えました。
で、もって、本日より三連休^_^
温かな日和でやはり歩きたくなり、いつもの多峰主山へ。朝10時前に出発。
先日の700段が効いたのか、幾分山道が軽く感じられました。汗がにじんできます。冷たい山の空気が心地よく、私の家自体山の上ですが、山中は更にフィトンチッドに満ちています。その爽快さ、樹木に感謝です。
さて、やっと掲題の「横笛」です。
多峰主山々頂から遠く富士を眺めて、いつもなら天覧山への道を辿るのですが、今日は興がのって常磐御前が眺めやったという常盤平へと足を伸ばしました。
彼女の墓も古典にその美を遺す女性の常で、各地に伝承されているようですがこちらに残る立派な宝篋印塔が彼女の墓として伝わるのです。
我が子を救う為に清盛に弄ばれたという常磐御前はその魂をどこに埋めたのか……
ところが、その手前に御嶽八幡神社あり、そちらから澄んだ笛の音が聞こえてきました。小さな境内で老人が吹いています。
「綺麗な音色ですねぇ」
「いやいや、独学、ここで練習しています」
「弟子入りしたいくらいですよ」
これは愛想半分、実感半分です。
以前、私の住む山の下の国道に面した神社からやはり笛の音が流れてきました。それは素晴らしい音色だったが、先を急いでいたので素通りしてしまったのでした。
さて、その横笛の主は聞けば同じ団地の住民の方でした。「また機会があればお会いしましょう。」
境内から降りた岩場ですぐに動画を撮った。笛の音が録音されているがアップできないのが残念です。
私が降りた後、彼は「故郷」と「荒城の月」を吹いてくれました。
常盤平に向かいながら、私は横笛を聞いて平家物語の悲劇のヒロイン常磐御前と横笛を思い出していました。
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