2018-10-10 短歌 ・ もの思ふ心も知らず流れゆく早水に浮かぶうたかたの夢 雨やみのしじまの夜のもの思ふこころも凪て有明の月 空蝉の濡れそぼつらん秋霖の昏き夜道ぞ思ひ捨つべきや 雨やみて霧に沈みぬ林にはかっこうの声とほく響きぬ 月も日も蘇る宵と思ふべし面影浮かぶ渦潮のごと ・第1首は もの思ふと過ぐる月日も知らぬまに 年もわが世も今日や尽きぬる 源氏物語第四十一帖 幻より ・