pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

 

漢字能力検定協会とかいう利権団体が清水寺貫主に書かせている、今年の世相を表す漢字だと。


今年じゃなくて毎年だろ?と突っ込みたくなるのだが、喉元過ぎればすぐ忘れる国民こそが「災」の元凶であるとは、漢検団体自体災いだが、清水寺貫主はそれくらい分かっているはずだ。


自然災害に於いても国民の健忘症は見事である。
なぜそう簡単に忘れるか、自分のことしか眼中にないからである。
もちろん善人である。東日本大震災でも阪神淡路大震災でも熊本地震でも善意はすぐ集まる。

しかし、善人はそこまでで終わる。自然災害を如何に防ぐか、政治・行政を叱咤するまでに行かず、あいもかわらず、他人事となる。その結果としての大災害となれば、立派な「人災」であろう。

 

原発事故災害などなど最たるものだが既に意識は風化し、原発利権大好きの業界や自民党は老朽化した原発の再稼働を裁判官も抱き込んでせっせと実現させている。もちろん廃炉もやってるが、廃炉完了は何十年も先。しかも廃炉過程ででて来る膨大な汚染廃棄物の処理方法は野積みである。


愚劣を超えてもはや滑稽でしかない日本民族である。

滑稽ついでに、辺野古への土砂ぶちまけが安倍政府の手で強行されたようだ。

この政府は大問題となる案件は常に強行採決で、「ていねいな説明」という常套句でやるのだ。

 

滑稽な国民である。

 

しかも、辺野古問題は、どうやら沖縄県差別、蔑視という日本人の戦前意識を悪用している。沖縄は日本である。である以上、明日は我が身と考えられない愚かさが日本人にある。隣人がやられても自分ではない限り気づかぬ愚かさとは凄まじい。まさに「肉屋を支持する豚」であろう。
小学生まで毎年自殺し、自殺大国となった貧困日本。それらを一切顧慮せぬ愚民の群れ。


大昔、大宅壮一が「一億総白痴」論をぶち上げたが、まだ「総」ではないが、それに近い状況が生まれている。

 

沖縄問題は優れて日本人の主権問題である。
沖縄を犠牲にする日本。そこには日本主権など存在せず、敗戦後から現在に至るまでアメリカによる属国扱いは常態化しているが、単なる沖縄人の問題として矮小化し、誤魔化す。マスコミ動員で。

辺野古移設強行はまさに隷属民たる日本人の意識そのものである。
それを攻撃せぬ右翼など、ただのチンピラの集まりである。


災い…それは何百年も変わらぬムラ人日本人そのものである。そう言えば『気違い部落』という名著があったな。国そのものであろう。