pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

あらしのよるに  2018-10-01

 

台風19号による雨がシャワーのように降り注いでいたが、次第に横殴りに変わってきた。

 


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    2018-10-01


現在台風24号和歌山県に上陸しているという。
とにかく無事を祈るしかない。
こちらも上空が吠えたてているような強風が押し寄せ始めている。
60年ほど昔。
大阪に住んでいた子どもの頃、台風の目?を見たような記憶がある。
黒々とした雲の壁が晴れ間の周囲を取り囲むように聳え立っていた。不気味だった。家々では窓ガラス保護のために板を貼っていたりした。
翌朝、晴れ渡った夏空の下、町内の人たちが空き地に畳を干していた光景を覚えている。雨漏りだったのだろう。
それが伊勢湾台風だったと知るのは大人になってからだが、台風というものの怖さを初めて知ったのだった。

当時住んでいたところは港区の天保山に近い安治川の河口であった。河川の氾濫に会えばひとたまりもなかったはずだが、河口沿いに堤防が高く造成されていたので大丈夫だったのだろう。

あらしのよるに』というアニメを思い出した。
昔、定時制の生徒に鑑賞してもらった作品だった。

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嵐の夜、雨宿りに入った古小屋の暗闇の中で出会ったオオカミのガブとヤギのメイ。2匹は、”食う者“と”食われる者“と言う立場を超え、友情を育むようになっていくが、それぞれの仲間はそれを許さなかった。そこで、追いつめられた彼らは群れを離れ、遠くに見える山の向こうにオオカミとヤギが暮らせる森があることを信じて歩き出す。だが、オオカミたちの執拗な追跡や山の上での猛吹雪に遭い、遂にメイが力尽き倒れてしまった。自分を食べて生き延びて欲しいと、ガブに訴えるメイ。そんなメイを守る為、かつての仲間たちに戦いを挑むガブ。とその時、ガブとオオカミたちを雪崩が飲み込んだ! 翌朝、山の向こうに緑の森を発見したメイは、雪崩から生還したガブとも再会を果たす。ところが、記憶を失っていたガブは、メイを捕らえ食べようとする。しかし、メイの必死の呼びかけでガブの記憶は蘇り、2匹は再び仲の良い友だちに戻るのであった。
              ( 映画comより)
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弱肉強食を乗り越えるのがテーマだったと思う。
虐め問題が社会問題としてすでに深刻化していた。当然校内の問題でもあった。
生徒たちはしっかり鑑賞してくれた。

虐めは大人の問題である。つまり社会の問題である。
「なに、イジメなんぞ大昔からあったのさ」とうそぶく大人たちの問題であり社会構造の問題である。

狼のガブと山羊のメイは絵本でその解決を示した。
そんなのありえな~い!という人はこれが擬人化された比喩の世界だということすら理解しない。

先ほど沖縄県知事選の速報が入った。
翁長雄志元知事の遺志を継ぐと言われる玉城氏の当選である。

殆ど独裁者的な強権を振りかざし対立候補を応援した政府は、さしずめ狼の群れであろうか。弱小な沖縄県民は山羊だろうか。
しかし、こんな粗暴凶悪な政府はカブになりようがない。
凶悪と書いたが、疑う方は辺野古での政府の所業を調べてもらえれば理解できるはずだ。
もちろん、辺野古どころか、ガザで殺戮の限りを尽くしているイスラエルを支持するだけでお分かりになるだろう。

狼のガブと山羊のメイが二人の幸福のために取った解決は別の世界へ脱出することだった。いわば止揚である。

沖縄県知事選の速報で気になったのは、玉城氏支持が若い人たちと女性に多かったということである。
男たちは目先のニンジンに飛びついたのが多かったのか。だとすれば情けない。女、子どもを蹂躙され続けても目が覚めないのか・・・辺野古問題はもちろん重大であるが、基地の県ゆえの人権蹂躙の横行に目が覚めないのか・・・

移住という話題が現在危険性を語られるようになった。つまり「ムラ」の問題である。極端な実例が取り上げられているようにも感じるが、田舎暮らしも経験してきた身としては「ムラ」の問題はやはり深刻であり、ムラへの移住は熟慮に越したことはない。


あ、沖縄か・・・沖縄があったか^^


妄想で時間つぶしをしてきたが、眠気がようやくでてきた。
風雨がさらに強まってきた。
眠れるかどうか・・・
皆さんのご無事を祈りながら寝ます。

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以上、去年の記事である。

今回の19号はアメリカ人もビックリのけた外れに巨大な台風だそうである。なにせ始めは目が二つあったとか・・・

こちらでは昨夜からの雨量は庭先計測で120ミリを超えている。気象庁の予報では地域によっては今後最大1000ミリ。全面積に水深1メートルのプールができるようなもの。それが狭い河川に流れ込んだら・・・

土砂災害警戒区域も危険だ。
広島などの災害が教訓になっているだろうか・・・

日本に教訓という文字はないか・・・

あら・・・我が家では対策はしようもない。
ガスコンロとボンベ、懐中電灯にロウソク、食料は明日まではもつ。
避難勧告が出ているが土砂災害警戒区域である。
住んでいる山の両側に流れる河川が心配である。
河川近くの人たちは避難できているかな。