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チビ
去年春のチビが庭に顔を出して以来住みつき、屋内には入らぬものの、すっかり我が家の猫として暮らして来た。
そのチビが2週間ほど前に姿を消した。
迷子になって、どこかのお宅で暮らしているのか、最悪飢え死にかと心配していた。変質者情報は幸いこの地域には無いし、クルマは幹線道路は多いが団地内では少ないので、それらの懸念は少ない。
それが今朝私が庭に出るとニャンニャン鳴きながら垣根の植え込みから飛び出してきた。
餌を与えたが暫く食べずに庭の中をウロウロしていたが、安心したのか食べだした。
その後、庭を一回りして裏手に回っていったが、チビの鳴き声を聞きつけて、どこからかモン太郎とハチが庭に顔を出してチビの後を追っていった。
行方不明は現在まもなく10歳になるハチも経験した。
ハチは我が家に来て2ヶ月ほどで居なくなった。
我が家の初の猫であり、まだ幼いので家人たちも皆心配し、団地内を探し回ったりしたが見つからぬ。諦めていたら2週間で帰宅していた。
夕方、家に帰るとハチが屋根の上から2階の空いた窓に入ろうとしているのを見つけた。丁度部屋にいた次男が窓から手を伸ばしハチを抱きかかえた。
居間に来るとソファの上に仰向けで手足を伸ばして熟睡したものだ。
チビは同じように2週間で帰ってきたが元気である。
しかしチビは大食いなのでまた餌代がもとのようにかかるのである。
写真はハチ。我が家に来る直前の保護施設で。