・
ここも例年より2週間近くは早い開花である。昨日アップした桜は団地内のものだが、今朝は晴れ間も覗く。明日は雨か雪、明後日にはセカンドハウスに移動だから、今日しか花を楽しめないと午前中、いつもの山歩きをした。団地内は満開だが、山の方は八分咲き。ただ、山は一斉に衣替えで新緑の萌が彩る最も美しい季節である。
土曜日だが、やはりハイカーは少なめ。
頂上で休んでいると、ご夫婦で来た奥さんが良かったらと、ポンポコおやじを呉れた。好意は素直に頂く。
「すみませんね、男は気が利かないもんで」
そう愛想を言ってみたが、あ!あ!
奥さんの前に座っているのは、そのままのポンポコおやじだったʘ‿ʘ
これはご愛嬌か、無愛想なご主人への嫌味か詮索したくなったが止めた。
10年以上来ている山頂だが、こんな出来事は初めてである。
新緑と桜の綾なす山並みを遠望し、持参した茶を飲んで降りて行った。
途中、若者がランナーの出で立ち完璧の姿で駆けてくる。2名出会ったがいづれも挨拶。いいねえこんな若者は。
二本の杖を交互に爺さんが歩いているのを追い越すが、息が切れてそうだ。返事がハァハァだ。しかし、歩けるうちは歩くのが大事。脚力は健康の基本だ。
向こうからやはり爺さんが登って来た。こちらは気力体力十分。挨拶の声も張りがある。
新緑の萌える山道の所々に桜の花が見え、ツツジまで咲いていた。
降りてすぐ桜の公園があり、もちろん満開だ。例年なら桜祭りだが、コロナで中止ながら結構な人数の親子連れが弁当を楽しんでいた。
長閑である。当市での感染情報はまだない。しかし…歩いている人たちを見ると、ポンポコおやじがあちこち。