以下、過去に書いた『ペスト』関連の拙文をまとめました。作中の会話を中心にしています。その会話はカミュ自身の言葉です。それは思想と感性に溢れています。
我が国の現代に於いては「言霊」なんてのをいわばファッション的に利用するのみで、言葉をこれほど軽視する社会は過去に例を観ません。もはや言葉を喪失しかかっている民族と言っても過言ではないでしょう。それゆえの現在があるわけです。文科省は着々とその牙を磨いているようです。
カミュ『ペスト』メモ1
https://smcb.jp/diaries/7908354
カミュ『ペスト』メモ2
https://smcb.jp/diaries/7910051
カミュ『ペスト』メモ3
https://smcb.jp/diaries/7912822
カミュ『ペスト』メモ4
https://smcb.jp/diaries/7913413
カミュ『ペスト』メモ5
https://smcb.jp/diaries/7914809
カミュ『ペスト』メモ6 大杉栄
https://smcb.jp/diaries/7917448
カミュ『ペスト』メモ7
https://smcb.jp/diaries/7918097
カミュ『ペスト』メモ8 殺人乃至は死刑
https://smcb.jp/diaries/7918935
カミュ『ペスト』9心の平和 恥ずかしからぬ死
https://smcb.jp/diaries/7919546
カミュ『ペスト』10 共感
https://smcb.jp/diaries/7920330
カミュ『ペスト』11 寄り添うこと
https://smcb.jp/diaries/7921326
われ反抗す、ゆえにわれらあり カミュ『ペスト』12
https://smcb.jp/diaries/7922974
『ペスト』中、初期、行政の無理解のなか、感染を防ごうと暗中模索で必死の努力をなし感染者を救おうとした不眠不休の医師を描いています。武漢やイタリア他、そのような医師が存在していると聞きます。
「イギリス、新型コロナウイルスの医療ボランティアに17万人超の応募」
翻って我が国の政治的無残は国民の無残です。長年の積弊を無自覚に放置した結果であり自業自得とは言え、その累を子供らの犠牲に回す社会・・・鬼畜ですね。