pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

着飾ったどんぐり並ぶ小学校

 f:id:pakin:20200408084846j:plain

 

6日入学式。

校庭で非常時の入学式が行われた。
こどもらには非常時など眼中にないし晴れ着姿で大喜び
、親とすれば我が子の入学式は子育ての大きな節目であり、私とすれば眺めているだけで十分である。

 

ギャーギャー泣きながら女の子が列から飛び出し逃げてきた。ばあさんと母親が慌てながら追いかけ列に戻そうとしたときである。

「学校大嫌い~~!」と女の子が叫んだ。

 

へえ、はっきり主張できるじゃないか。で私も「先生も学校大嫌い~」と目の前で叫んでやった。女の子は一瞬目をまん丸にして泣くのをやめた。同時にばあさんやお母さんは「ガハハハッ~!」と豪快な笑い声を上げた。

あはは、こんな親御さんなら心配ない。女の子は観念したらしく列に戻っておとなしく座った。

 

昨日初登校。
アジア系の母親が教室に入った子の忘れ物を届けに校舎に入ってきた。廊下を裸足で歩いている。スリッパを履いてもらったが、満面の笑みである。子供の入学が嬉しくてたまらないのだ。教室を教えると跳んで行った。

 

思い出した。
大阪の小学校に入ったとき私の母が教室をのぞきに来たことを。
担任に促されて一緒に給食まで食べていったのびやかで優しい時代。凛とした美しい先生だった。

今は国際色が当たり前なのだ。
インドどんぐりやフィリッピンどんぐりもコロコロと小さな椅子に仲良く座っている。
どんぐりたちはみな一人前なのである。

 


安部の発作的休校要請以来、学校のスケジュールはいまだ定まらない。
昨日の非常事態宣言で、また変わるようだ。
5月6日まで休校なのだが、休校時に学童の子らを面倒見るとか。朝8時半から午後2時まで。親は休んで子を学童にやるという不届き者もいるらしい。そんな親や学童が学校に丸投げ状態なことを校長が怒っていた。学童施設も至って弱いから親の要求通り。小学校も似たようなもの。教委に至ってはやはり現場に丸投げなのだ。

まあ安部政府自体が丸投げという国なのだ。

つまり、子供という最弱者に矛盾は集約する。ついでに最弱者小学校教員にも。新コロナの罹患可能性は全員にある。学校に集めて誰が責任を取るのだ。症状の顕れない保菌者という特徴がこの流行病の難しさであり、いまだ朝の冷える時間もバスや電車は窓を少し開けて走っているが、防ぐには移動しないこと、自宅に籠るしかない。安部という悪党どもはこのコロナ禍を悪用するに余念がないようだ。議員任期延長や改憲画策、莫大な予算利権・・・子供など眼中にない。

学校は3密の典型空間である。
学童の子供たちは分散させて面倒を見るがあくまで人数を分けるだけだ。そして教員。教員が罹患してもアウト。一体子供に害を為したい教員などいるわけないが、結果的にその可能性が否定できない。非常事態宣言によって教員も勤務をローテーションで在宅の方向に向かう可能性もあるが、子供がいる以上教員もそばにいなければならない。また妊婦もいる。丸投げは千歩譲っても、罹患したら誰が責任を取るのか。相変わらず無責任国家である。

今日は私は定休日である。
勤務開始のおかげで夜型だった私は起床5時の早寝早起きとなった。我ながら信じがたいのだが健康には良いのか、すこぶる元気である。勤務日は毎回1万歩を超える。階段を含めて運動量は上がった。

昨夜の水色の空に浮かびあがった満月はそれは見事だった。
今朝はまた日の出が見事。