まずは、実に惨めな近況から。
月曜に眩暈から後方に転倒し、木彫りの頑丈な小さな椅子に左背中をしたたかに打ち受けた。あまりの激痛で近くの病院に行ったが、背中は擦り傷程度。しかし左肋骨3本骨折していた。
「ほら、誰が見ても骨折だと分かりますよ」
CT画像で愉しんでやがる。
呼吸しても痛む。歩いても痛む。咳や痰などは激越な痛みが襲う。姿勢を変えても痛む。夜中にトイレ起床でまた激痛、戻ると横になるまで激痛、そこに咳や痰が何度も起きてその都度絶叫を伴う痛み・・・呼吸まで喘息発作のような喘鳴で危なくなった。強い鎮痛剤もこのような突発的痛みには効果はない。こんな状態が最低でも1週間続くとかご宣託頂いた。
「耐えるしかないんですよ」
まあな、接着剤でくっつけるわけにはいかんし、打つ手はない。せいぜい眠剤を使うしかない。やれやれ・・・
という私の惨めな近況であるが、ここの「日記」を書くと気が紛れるのである。
そこで掲題の「ジャン・クリストフ」が閃いたのである。
自分の過去を見返すのも良い。
私が中学で最も影響を受けた作品である。ジャン・クリストフが伯父である行商人のゴットフリートとの会話には涙がでたものである。後にも先にも涙を伴う読書はこの長編だけだった。ベートーヴェンのお好きな方へのおすすめでもあります。
疲れたので眠剤を飲んで寝ます。夜中にまた・・・