・ 雪とけて野鳥をかえす庭の隅 淡雪 母の雛かんざし揺れし十年祭 淡雪 春光に重たきすぎの花粉かな 夏生 タンポポやひときわ土手に黄色なり 夏生 集落にゆらゆらゆらり春の風 夏生 雛の日にことよせ集ふ姉妹 陽清 思ひ出の布地手製の雛かな 陽清 いつしかに…
もう13年も過ぎたのか… 私は被災者ではないが、友人や家族が暮らしていた。 シュラフと食料を担いで仙台のまだ停電していたホテルに止まり、ホッカイロを身体中に貼り付けて寝た。 両親の住んでいた所はかろうじて津波から外れていた。弟家族も無事だった。…
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