pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

吹き溜まり人情の街と映画「抗い」

昨日、西成から帰りました。5泊、8万歩でまあまあ歩けました。体力の衰えも実感しました。せんべい布団1枚で睡眠が十分取れず腰が痛くなります。前回泊まったホテルは1泊2千円で、せんべい布団にマットレス付きでした。オマケに部屋には招かれざる客も湧いて…

吹き溜まり人情の街

この西成には既にスパワールドという巨大で立派な温泉施設があり、今度は星野リゾートが進出するらしい。 吹き溜まり人情の街は衰退の運命にある。 1泊1700円の「ホテル」は正しく言うならば簡易宿泊施設の意味合いが大きい。1泊500円というのも見つけたが…

いい湯だっな〜ああん♪

久々ぶりというか何十年ぶりというか、銭湯に入った。ここは〜にし〜なり〜入船の湯〜♪ 相変わらず貧乏暇無し巴琴は、往復一万円の飛行機に乗って、はるばる〜来たぜ西成〜♪また来てしまった。 どうにも用事が次から次と、止まらない。どうにも止まらない〜♪…

皆殺し命令『忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮』3 

.第3章 骨と碑の戦後史2-筑豊、では、あの麻生炭鉱が出てくるのは無論である。長生炭鉱の頼尊淵之助に勝るとも劣らぬ朝鮮人連行、暴虐ぶりが出てくる。「麻生炭鉱での朝鮮人強制労働」http://www.pacohama.sakura.ne.jp/kyosei/2asou.html竹内さんの調査で…

『忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮』2

. 第2章 骨と碑の戦後史1 今度は山口から遠く離れた北海道の話である。 事実上「強制連行」された朝鮮人たちは北海道だけでも推計14万5千人。「寺や墓地や荒れ地に放置された遺骨を、北海道深川市の浄土真宗本願寺派一乗寺住職の殿平義彦さんらが長年か…

『忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮』1

.『忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮』 伊藤智永 岩波書店久しぶりに日本近代史関係の書物を読んだ。畏友からお借りしたものである。第1章 強制を思い出す―宇部第2章 骨と碑の戦後史1ー北海道第3章 骨と碑の戦後史2-筑豊第4章 追悼と謝罪の間―紀州…

M子の朝のおくりに

・ 看護士が午前1時に巡回したときに君は既にベッドにうつ伏せて息絶えていたという長い入院の末のあっけない連絡は今日の日の夥しい数々の死の数えられない死一度繁華街の通りで君を見かけた春のあたたかな風を受けて真っ白なフリルブラウスをなびかせた痩…

長崎と五島列島 遠藤周作と世界一不味い珈琲店 2

・ 信ずるとはどういうことか。その究極が信仰であるが、俗物の私が俗世の中で経験してきた「裏切り」の数々を「棄教」という「裏切り」と重ねることは滑稽である。カネで釣られた管理職と、へつらう予備軍は組織としての健全性を放擲した無残な現代そのもの…