pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「秋日」  耿湋

思い出そうにも何とも思い浮かばない記憶。 櫛の歯が欠けたようになどと生易しい姿ではない。認知症ではないらしい。ただの加齢による物忘れらしい。特に固有名詞が悲惨である。また時系列的記憶も危ない。 時に腹立たしく時に諦めながら老いて行くさ。 以下…

空き箱と秋 詩

・ ソファに伸びている私出窓の網戸にカナブンがガリガリ音を立てている 蝉が遠くで鳴いている すっかり秋の陽射しとなった庭に 金木犀が香りだして来た およそ感動のない人生などあり得ない 99%の悲惨な仕事にも1%の感動はあった その1%は100%である辛い事…

句会

昨日句会参加者6名欠席2名とやや寂しい状況ですが、私と元大学教授で盛り上げますので、官房長官の「全く問題ない」という駄法螺と違い、和気藹々ですね。女性陣と宗匠は極め付きの真面目さですから、私のようなバカを言うのも必要です。実は私は性格的に躁…

古井戸の中のガラパゴス

・ この表題はもちろん「美しい日本」の事である。 『古井戸』は中国作家鄭義(チョン・イー)の代表作で「発見と冒険の中国文学」叢書の一冊として翻訳された。中国農村が舞台で、村のためにひたすら井戸を掘り続ける主人公や妻、家族、村人が描かれる。現…

黒猫クロと『バタリオン』と『ある船頭の話』

・ いつものことながら、まことに脈絡のない掲題で申し訳ない。 クロが近頃よく顔をだすようになった。朝夕である。玄関先でじっとしていることが多いが、庭先の椅子から居間を覗き込んでいることもある。 餌を与えると<申し訳なさそうに>遠慮がちに食べる…

「これで十分」ナナオサカキと竹中労と金子光晴

・ 「これで十分」 ナナオサカキ 足 に 土 手 に 斧 目 に 花 耳 に 鳥 鼻 に 茸 口に ほほえみ 胸 に 歌 肌 に 汗 心 に 風 竹中労風はね、おしめの干してある裏窓を吹くんですよ。水は、ドブの中を流れるんです。窮民社会では、香港の木屋区、バンコクのク…

猫と満月と寝言

・ 玄関の扉を開けるとモン太郎が私の姿を見て門の方へ駆けて行った。ついていくと外に出ている。家の前の公園に誘っているのだ。 そうだった。6月から雨と炎熱の日々で公園で過ごす時間はなかったな。 公園のベンチに座るとモン太郎は隣のベンチに座った。 …

岡林信康『手紙』

・ 『手紙』 岡林信康作詞作曲 私の好きな みつるさんがおじいさんから お店をもらい二人いっしょに 暮らすんだとうれしそうに 話してたけど私といっしょに なるのだったらお店をゆずらないと 言われたのお店をゆずらないと 言われたの 私は彼の 幸せのため…

新興宗教?いやPTAでした

創立70周年記念事業https://www.nippon-pta.net/70th/どう見ても新興宗教。百害あって一利もなし。「保護者から集めた事業収益は4000万円超え、謎多き「PTA全国研究大会」で取材拒否」https://news.yahoo.co.jp/byline/otsukareiko/20190909-00141505/と、つ…

台風と危機管理

珍しく関東直撃コースの台風だが、近年東日本コースを取る台風が増加傾向かな。気象変動が理由だが、備えも対策もない職場や学校が大半だろう。高校の現役時代、その珍しい台風が迫ってきた。 前日から分かっていた事だが、何の連絡もなし。出勤時はまだ影響…

ブルックナー交響曲 新日本フィル

昨夜はサントリーホールで恒例の新日本フィルコンサート鑑賞に出掛けた。みなとみらいホールよりは近くだが、長男長女も居て終演後に珈琲となり帰宅は日付けが変わってしまった。もとよりチケットは長男が新日本フィル後援会員の社長から頂いたもので、回っ…

歌誌投稿拙歌への「添削」とそれへの質問

************************** 「ヤママユ」歌誌投稿拙歌への「添削」削除とそれへの私の質問 1 午後4:45暗く汚れた通勤路人ごみの脇ホームレス蹲る2 午前0:27救急に運ばれし泥酔の女子手当する若き看護士3 午前3:43…