pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

台車に乗せられて来た夫さん

.夜11時半過ぎに病院玄関のインターホンを鳴らす者がいた。こっちは、さあ寝ようと少しウトウトしかけた時であった。夜勤はいつ起こされるか分かったものではないから眠れそうな時には寝るのであるが、そう簡単に寝られるものでもない。チェ、誰だとインター…

五月の夜の雨あがりの月に

・ 1五月の夜の雨あがりの月にはぐれし雲の一切れの寄り添うや森の木々の雫は輝く明るき道に奥武蔵の風の水の匂いの満ちたる深更のしずかに時は止まる 2「タンゴはセックスよ」「そうか、そうならば、いかなる舞踊もまたセックスだな」そうは言ってみたが…

五月の節句に   短歌

・ 今はただ星の光に花落ちて 耳に残るはさざなみの音 さざなみの寄せては返す春の浜 黒き瞳のまぶしきを知る 夕暮れて道の標も知らざりき 幼き我の歩む影のみ 波の底きらめく砂と青空と 潜りし我のすべてなりしや 今もただ夜ごとの夢の通い路に 海鳴り遠く…

「寂しさの歌」とゲバラとオバマ

・チェ・ゲバラが日本に来た時外務省も碌に相手をしなかったそうだ。そりゃそうだ。アメリカの犬を自任していたからな。 上をむいて出世しよう。ゲバラはそんな外務省だったからこそ「予定外」の広島訪問ができた。始めから広島訪問を予定していたら必ず拒否…