pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2024-01-01から1年間の記事一覧

峨眉鳥 庭に出る。 花の季節。 本当は新緑の山歩きをしたいがまだ我慢の日々。 我が家の庭も新緑と花の世界だ。 肋骨の痛みもここ数日和らいできた。本当は山歩きしたい季節だが、我慢して庭で愉しむ。 ドウダンツツジ、満天星と、かの国では呼ぶらしい。な…

『死の素描』

・骨折からほぼ2週間経つが、痛みは少し改善してきたが、ほぼ相変わらずの状態である。火曜にレントゲン検査を受けたが接骨部位はそのまま。固定し我慢するしかない。昨夜ベッドでうつらうつらしていた時だが、ふと(いつも「ふと」なのだが)肋骨の痛みから…

ジャン・クリストフ  ロマン・ロラン

まずは、実に惨めな近況から。 月曜に眩暈から後方に転倒し、木彫りの頑丈な小さな椅子に左背中をしたたかに打ち受けた。あまりの激痛で近くの病院に行ったが、背中は擦り傷程度。しかし左肋骨3本骨折していた。 「ほら、誰が見ても骨折だと分かりますよ」CT…

たんぽぽ句会26回 3月15日(金)

・ 雪とけて野鳥をかえす庭の隅 淡雪 母の雛かんざし揺れし十年祭 淡雪 春光に重たきすぎの花粉かな 夏生 タンポポやひときわ土手に黄色なり 夏生 集落にゆらゆらゆらり春の風 夏生 雛の日にことよせ集ふ姉妹 陽清 思ひ出の布地手製の雛かな 陽清 いつしかに…

東日本大震災

もう13年も過ぎたのか… 私は被災者ではないが、友人や家族が暮らしていた。 シュラフと食料を担いで仙台のまだ停電していたホテルに止まり、ホッカイロを身体中に貼り付けて寝た。 両親の住んでいた所はかろうじて津波から外れていた。弟家族も無事だった。…

美について (改稿)

.「私たちは、ある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは、国語である。」 以前の文章で引用したエミール・ミシェル・シオランの言葉だが、この言葉は国家という政治的存在への本質的洞察だが、同時に人間の存在への洞察でもある。 「私たちは、…

たんぽぽ句会25回 2月16日(金)

・ 豆まきす夫の後追う犬コロロ 淡雪 湯のたぎる音のみ午後の雪激し 淡雪 春うらら祖父母の生きた街に生く 夏生 豆まきの吠えたる父の福は内 夏生 光射し雪も解けたり春の庭 夏生 立春やかくしゃくとして百二歳 陽清 かくれんぼ園児等の声春を待つ 陽清 休耕…

『みちのく いとしい 仏たち』夢と夢の狭間

・一昨日2月11日に東京ステーションギャラリーの掲題の展覧会を観て来ました。12日終了なので慌てて行きました。https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202312_michinoku.html東北地方に於ける隠れキリシタンの姿に以前より関心を持っていましたが、同…

長い道を (邦題「悲しき天使」)

邦題の歌詞を見れば、ああ、あの歌かと気づく方も多いでしょう。原詩では『長い道を』となるそうです。語学のダメな、いや語学もダメな私ですので翻訳を頼りに危ない理解をしています。さて、その『長い道を』はロマ(ジプシー)系の雰囲気を漂わせた名曲な…

ボレロ 舞 二様

①和楽器と日本舞踊によるボレロ。【ボレロ】を和楽器で演奏するという挑戦。演奏の皆さんの想いと覚悟を受けて…『古典の美』と、『心のままに躍動する感覚』とを織り混ぜて、踊りを作ってゆきました。ボレロは最初から最後まで、同じリズムを打楽器が刻みま…

ウクライナオデーサ歌劇場日本公演

指揮者 吉田裕史の挑戦。ウクライナオデーサ歌劇場、魂の音楽を日本に 吉田裕史 https://readyfor.jp/projects/odesa 昔、スロバキア交響楽団の公演を聴いた事がある。素晴らしい熱演だった。そしてその時知ったのだが、かの国では年間三千円で1年中コンサー…

たんぽぽ新春句会24回 1月19日

新年あけましておめでとうございます。と爽やかに申し上げたいところですが元旦早々能登がやられてしまいました。被害に遭われた方々には心よりお見舞いを申し上げます。本句会の皆さまも同様に心を痛めながら、句会にご参加いただきました。心を奮い立たせ…