2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧
夢の絵1 夢を見たかいこの世には裏も表もあるそうだが本当かい在るのは実は夢だけだ 夜汽車の重い車輪の響きと汽笛の闇を覚えているか郷愁とともに思い出したらそれは夢だ思い出とはすべて夢なのだから つるりと塗装された木の座席の背もたれ車内灯の橙色が…
・ 夢で逢いましょう なんていうのが昔あったなたまにひょっこり記憶の闇から顔を出してくる ゆ~~めで あいましょ~~~う♪ こんな感じだったか 忘れているはずの記憶のやみから音符つきで・・・嘘です・・・俺は・・・ 告白! 小学4年時音楽の授業で紙の…
・ 泥中の蓮とは「泥中の蓮とは、汚れた環境の中にいても、それに染まらず清く正しく生きるさまのたとえ。」と辞典に述べられて、その通り流布されているのだが、最近気づいたのは「泥」は不浄ではないということである。 我が家の径1メートルほどの蓮を活け…
・ わかる という言葉をあなたにだけは感じる 誤解だらけの人生の中で あなたは言葉こそ少ないが 俺のつまらぬ人生の座興につきあい 笑うあなたの顔 いや、あなたの笑顔を そのあふれるあなたの笑顔の美しさを 見たくてな おバカを散々やってみた 季節はもう…
・ 枇杷の花冬木のなかににほへるを この世のものと今こそは見め 斎藤茂吉 狭い我が家の庭も剪定や落ち葉拾いなどと仕事を呉れる。 実はそんな仕事は無心となるので好みでもある。 今日は枇杷の花のかすかな匂いをもらった。何とも言えない優しい甘さ。極上…
・ この温泉宿は近年旅雑誌やマスコミに露出すること多くなって秘湯好きには有名かもしれない。昔、漫画家のつげ義春が絵に残したところだ。 山の上の駐車場から細道を下って20分ほど、那須の峡谷にポツンとある。明治の3階建ての古色蒼然、堂々たる湯治場で…
・ 雨にぬれし朝輝きぬ 花水木の紅葉の先より水玉の雫落ち池に波紋が広がるやうに鈍色の今朝も静かに始まりぬ 何事も過ぎ去り何事も迎え来たる新しき鈍色の朝 雨の匂い立つ朝土の上に枯れ葉の上に優しき記憶の上に 喪われし記憶の上に生まれなん記憶の上に …
・ 『平安の春』角田文衛 講談社学術文庫 再読。 その中の記述で、一つ気になった点がある。 治承四年十一月一〇日(一一八〇)源野頼朝が武蔵国丸子庄を平清重に与え、彼の鎌倉の屋敷に泊まった時の話がある。清重は妻を寝所に差し出したというが、この件で…