pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋は澄むなり

・ 歩くたび空山花や秋深む 昨夕は久しぶりに青空がのぞいたので散歩した。秋の冷涼のなか季節を味わった。写真はその時のものである。 谷間の里が深い霧に沈んでいる。 おしこめて秋のあはれに沈むかな麓の里の夕霧の底 式子内親王 何度読み返しても心を打…

墓参と証城寺の狸囃子

・ 昨夜の中秋の名月、動きの速い雲間よりかがやき出た姿はやはり美しい。 鈴虫も聴こゆる宵の月影の雲間にのぞくまどかなる夢 中村 まどか・・・といえば一昨日郷里に1泊で墓参を済ませたが、その地の菓子店の「まどか饅頭」が美味い。あのふんわりとした柔…

訃報

柿の実の熟すを間近に見ておれば つくつく法師のひとり鳴きおり 長雨の日々、庭を見なかったが、熟し柿がいくつか鳥のご馳走となっていた。太秋柿という品種で甘いから鳥たちには格好のご馳走だろう。地面にも完熟の実が落ちていた。 収穫は10月になってから…

宿命を乗り越える 秋澄みぬ

・9日は重陽の節句だった。桃の節句の桃の花に対して菊の花。重陽の雛飾りは後の雛と呼び江戸時代は行われていたという。重陽とは九の重なりの事で陰陽道では最強の陽気を持つ九が重なるのは不吉ゆえに、その邪気を払う行事が重陽の節句の起源だったという(…