・ 駅へ行く近道日傘傾けて 陽清 八月や今日は朔日おこわの日 陽清 墓詣子等に託すや我が齢 陽清 夏空や猿と会へたり吾野宿 夏生 淡き色オクラ畑の風の道 夏生 日替りのセミの読経けふは映え 夏生 小窓より虫の音ほそき雨あがり 淡雪 入院を『じゃあね』と見…
・ 走る影きゆる声なる残る影すべての影の原爆忌いま 青空に蓮の花向くひまわりも今も忘れじ面影の道 かなしみは命のふるへよろこびもすべて残していのち消ゆる日 みな同じすべて消ゆべし我もまた束の間の風つかのまの日々 束の間の命なりけりならばとて今を…
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