pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

第十三回句会

ゆく春の匂ふ霞の野道かな 中七の「匂ふ」が如何なものかとのご指摘を頂いた。これは日記の本文で記した童謡「朧月夜」の歌を思い出しながら詠んだ事を説明した。折しもそんな麗しい日々である。道を歩けば容易に分かる。 「夕月かかりて 匂い淡し」と「さな…

春の闇狂ふ眼の隠れゐる  

うたたねに過ぎゆく春や初夏の風 夢にも思ふ去りてし日々を ゆく春のかたみに見ばや梅の実を ゆく春は駆け足にして真夏日や 春の闇狂ふ眼の隠れゐる 真夏日の今日の日曜、庭仕事も夕方として、ソファにひっくり返っている。保護所で浴びた狂気もようやく拭い…

ゆく春の匂ふ霞の野道かな

・ 今年の春は駆け足で過ぎていくように感じられた。 蝋梅がまだ咲いているうちに梅や椿が咲き、すぐ桜が満開となり、桜の散る頃には新緑の眩しい山々。五月の花と思い込んでいた花水木が既に咲き、藤棚から紫の花房が降りている。 いやはや、一斉に花が開く…