2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧
・ 我忘る旅の蜩山の朝 安曇野旅行での宿の朝ぼらけの中で目を覚ました。蜩が交互に鳴き交わしていた。静けさの際立つ蜩の声が開け放した窓から聞こえてくる。至福。 蓮の花開きて空を抱きけり 蓮の花はその姿、存在感が大きすぎて詠めるものではないが、詠…
・ 明治時代は、政治的には「維新」という、昭和の日本の破局を内包して始まった。当たり前の話で成り上がりの権力カネ女の3点男の新政府であり、始めから目も当てられない。全くよくもまあ、維新などと誑かすものだ。 しかし、文化的には表現手段を手に入れ…
・ 夜が白んでくるころに目覚めた。外の冷気が裸の体を撫でている。蜩が鳴き始めた。寝坊の私が朝に蜩が鳴き始めるのを聴くのは久しぶりだ。 あの、かなかなかなという響きにはどこかしら哀調をともなうのだろう、近くは『蜩ノ記 』という小説があり、古人は…
・ 今日は20年ぶりくらいの久々のMRI体験の日だった。 あのイカレ切った養護学校で休職後の脳はMRI画像で小さな白い点があちこちに発生していた。休職前の時期、毎朝の起床時に頭が割れそうなほどの頭痛が起きていたことと関係しているはずだ。血液もドロド…
・ まぁ今更って事だが、とことん堕ちるしか道はない日本。 お気に入りさんも出していらっしゃるが、西日本豪雨のさなかに酒池肉林の安倍一派の写真は、そう言いながらも瓦解する日本を象徴しているので、アップする。 これ程、バカ丸出しの間抜けな写真は滅…
・ 「世界は私の表象である」ドイツの19世紀の哲学者ショーペンハウアーの言葉です。簡単に言えば、自分が「世界」だと思っているのは、自分がそう思っているものでしかない、ということかな。または、私が世界そのものだ、ということ。 客観的な「世界」が…
・ 学校は地獄なのか そのようなタイトルで書かれた方がいらっしゃるので、そのテーマには過敏に反応する私は、コメント欄では足りないので、ここに、また、また、書く。 結論から言えば 子ども時代の何が良いのか。 親の圧制下で、子どもの楽しみは、回り道…
時は帰らず 戻らぬ時の美しきその瞬きにさえ夜は静かに立ち上がる 遠く見はるかせば高く登れば 飛窮して楽しみ安んぞ空に充たさざらんや 決して交わらぬ平行する光跡のその先に終局としての交わるべき配慮が摂理として与えられ それは戻るべき時の歓呼と悲泣…