2016-05-06 五月の節句に 短歌 ・ 今はただ星の光に花落ちて 耳に残るはさざなみの音 さざなみの寄せては返す春の浜 黒き瞳のまぶしきを知る 夕暮れて道の標も知らざりき 幼き我の歩む影のみ 波の底きらめく砂と青空と 潜りし我のすべてなりしや 今もただ夜ごとの夢の通い路に 海鳴り遠くむせび聞こゆる・