pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

五月の節句に   短歌




      今はただ星の光に花落ちて
            耳に残るはさざなみの音
 


      さざなみの寄せては返す春の浜
            黒き瞳のまぶしきを知る


      
      夕暮れて道の標も知らざりき
            幼き我の歩む影のみ



      波の底きらめく砂と青空と
            潜りし我のすべてなりしや



      今もただ夜ごとの夢の通い路に
            海鳴り遠くむせび聞こゆる






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