・ 翌朝、まだ薄霧の流れる道を草露に濡れながら湊に向かいました。兼綱さまはおろか日ごろお話し好きな清親さまやつわぶきまでみな無言で坂を下りていきます。思うところがそれぞれに深いのでしょう。私も同じです。いよいよ厳島に着く・・・都を出発した時…
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