・ 終章の始まり 窓を開けると、青い群竹を吹き抜けたさやかな五月の風が身を包んだ。西側の山、弥山と名付けたがその緑が陽に滴りながら輝いている。 十年過ぎた。動植物たちも人間も復活した。とは言え十年、まだみな幼いか若いが。着地してからのマザーは…
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