・ 遠きよりカッコウの声義母の忌よ 淡雪 ふるさとの皺の笑顔や風薫る 淡雪 夏の空洗濯干す手や四十雀 夏生 緑風の居間に吹きけり牛蒡飯 夏生 室町の美人画思ふ牡丹かな 夏生 呼ぶ如く答える如く時鳥 陽清 手料理の筍づくし昼の膳 陽清 新緑の日比谷公園通り…

・今朝9時半頃起床して庭に出てみると聞きなれていた四十雀の鳴き声が止んでいた。雛たちが巣立っていたのだ。寝坊がこういう時は惜しまれる。もう何年も前だが四十雀の巣立ちに立ち会ったことがある。順番にいさぎよく真っ直ぐに羽ばたいて行った。今朝も同…

・緑なす山懐の鶯の声に負けじと四十雀啼く子育てに一心不乱の四十雀分刻みにて給餌してをり巣穴より漏れくる雛の呼ぶ声に親鳥懸命の飛翔かな木も草も光浴びをり聖五月いのち溢るる風に包まれ庭ながめ呆けて居りぬ我ひとり鳥も羽虫も風も笑ふかうたた寝の耳…

よくもまあぬけぬけと子どもの日とか呼んだもんだ。子どもから空き地や野原を奪い、登下校は集団で、塾漬けで時間を奪い、これはもう立派な虐待だ。 オマケに中学受験とかで都市部の私立中学の入試問題はやたら難しくしちゃって、「中学入試問題の難易度は限…