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体調もようやく戻り句会に参加できた。
それぞれの痛みが話題秋深し 波風
十年(ととせ)経て飯能ザクロ実りたり 波風
紫陽花よ枯れても楽し我が人生 一伸
花なすの赤味もしぼむ寒さかな 一伸
蟷螂の足衰へて我もまた 一伸
ハロウィンの南瓜微笑む昼下がり 一伸
小春日や用ある店の閉じており 撫子
むかご飯子より届きてかみしめる 撫子
入院の友に差し入れむくりんご 夏生
冬日射し昼に目覚めてランチあり 夏生
西木木(さいきぼく)丸ごと口に放り込む Pakin
なにもなく秋澄みわたり一草忌 Pakin
会員のお一人がご夫君の緊急入院で欠席。宗匠は入院6か月。我々にとっては何事が起きても当たり前の年代となっている。
写真 宇治平等院鳳凰堂 10年前のもの