pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

新句会第一回

 

雨戸開け又閉め過ぐる春ひとり  花眼


糸切れし手毬やそっとたなごころ 花眼


ショパン聴く窓に二月の空昏るる 撫子


待春や一筆箋に書く便り     撫子


挨拶を交わす坂道着ぶくれて   撫子


一葉の青きに逝きしたけくらべ  夏生


猫眠る庭に生えたるフキノトウ  夏生


寒月下靴音硬きアスファルト   巴琴


年輪もおぼろげなりぬ春の雪   巴琴

 

 

 


以前の句会はいったん中止のようだ。ようだというのは、真っ先に私が退会したから。その後に句会員だった方々3名も退会し、四人で今回の新しい句会の発足となった。