pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2019-01-01から1年間の記事一覧

びっくりした!

・ 昨日の句会では、以下のニ句を出した。 裾払ふ手のほの白し梅雨の夕「竹久夢二のような句ですね」と言われた。正直、それは想像してなかったが、彼女はそう感じてくれたのだ。彼女は句歴は宗匠と同じくらいで、きっちり読み解いてくれる。「【梅雨の夕】…

句会

・ 今日はこれから句会でした。 ところが、家の前の公園が業者による除草ですごい騒音。 耐えきれず駅前のドトールまで逃亡。 そこで作った拙句です。句会の題は「梅雨」 翡翠の閃光一過梅雨の池 梅雨の顔様々なりと庭の花 薔薇の香も雫となりて梅雨の朝 鰻…

夏は来ない?そんなバナナ!

・ 佐佐木信綱作詞 小山作之助作曲 卯の花の、匂う垣根に 時鳥、早も来鳴きて 忍音もらす、夏は来ぬ さみだれの、そそぐ山田に 早乙女が、裳裾ぬらして 玉苗植うる、夏は来ぬ 橘の、薫るのきばの 窓近く、蛍飛びかい おこたり諌むる、夏は来ぬ 楝ちる、川べ…

今日は土砂降り記念日==沖縄==

・ 予報では俄雨とか毎度裏切られ 腹が立つ今日は土砂降り記念日 今日は沖縄慰霊の日である。 間違い、明日。 まさに狂人と化した軍部独裁の挙げ句の、夥しい犠牲者。と、習ったが、実態はそんな軍部に踊らされたマスコミによる愚民洗脳が功を奏した民衆の責…

今日は老人記念日

電車にて席をどうぞと勧められたから六月二十日は老人記念日 巴琴 普段は自分を振り返らないので歳も自覚出来ないボンクラ老人であるが、こんな時には否応なしに自覚を迫られる。今までは逆の立場で常に席を空けていたが、もはや席を空けられる身。しかし、…

樺美智子の忌ー樺美智子さんの「死の真相」一九六〇年六月十五日

・樺美智子さんの「死の真相」 (60年安保の裏側で) ―60年安保闘争50周年御庄博実医師 http://chikyuza.net/archives/5376岸内閣と機動隊、そしてマスコミによって彼女は死に追いやられ真相は闇に葬られようとしていたが、上記のサイトにその真相が露わと…

6月東京支部歌会

昨日、歌会参加。 歌誌中、参加者の掲載歌から、それぞれが2首選び寸評を言い合うやり方です。 1 柿の実の熟すをま近に見てをればつくつく法師のひとり鳴きけり 「叙景が分かりやすい。景が見える」 3 降りしきる秋霖の夜のひとり寝に暗渠の音のはげしきを…

歩くこと、思い出すこと

・ 4月から5月半ばまでよく歩いた。47万歩。まぁ一日平均1万くらいだからたいそうな数字ではないが、殆どが山歩きという事で、私としては上出来である。 飽きっぽい私がなぜ続いたか。春から初夏にかけての山歩きは極めて快適だった。新緑と花。野鳥や虫たち…

ユーリー・ノルシュテイン

・以前シアターイメージフォーラムで「ユーリー・ノルシュテイン《外套》をつくる 』を観た。ごぞんじの方も沢山いらっしゃるでしょう。圧倒的に美しい創作とその現場、そしてユーリー・ノルシュテイン本人を観た。30年『外套』を完成できずにいるその意思と…

歌誌投稿歌

・ 1 午後4:45暗く汚れた通勤路人ごみの脇ホームレス蹲る 2 午前0:27救急に運ばれし泥酔の女子手当する若き看護士 3 午前3:43オリオン輝く空の下ベッドを巡る介護士の影 4 午前8:30扉を開けて帰途に就く光風清浄刃のひじり 以上の構成歌…

堀辰雄文学記念館 野いばら講座

・堀辰雄文学記念館 5月26日(日)堀辰雄『大和路・信濃路』に受け継がれるマルセル・プルーストの美学」 高橋 梓 氏(近畿大学法学部講師)標高千メートルの高原に涼を頼りに日帰りで行ってきたが残念ながら彼の地も歩き回る私には暑く気温は30度を優に…

「降染の花 あなたの心に  沖縄を忘れるな」

・前日記のクイズの答え 月桃残念ながら、月桃の花は写真でしか見たことがありません。月桃の苗と種を頂戴したお店のご主人も未だ花を咲かせるまではいってないと残念がっています。という事で、月桃に因む過去の文章を以下に再掲します。…………………………………………………

質問 以下の文中の( )内に同一の植物名が入ります。なんでしょうか。ヒントは写真。 正解者には巴琴を7日間レンタル致します(^o^)。 何?悪趣味?おや、巷ではそういうのが結構需要があるらしいです。へんな世の中です。 昨日、昼過ぎに豪雨のさなか車検納…

歌誌投稿歌

歌誌【ヤママユ】53号への投稿歌です。 御笑覧下さい。 1 柿の実の熟すをま近に見てをればつくつく法師のひとり鳴きけり 2 聴こえしや銀河の音の囁く夜雨だれしげき空の上より 3 降りしきる秋霖の夜のひとり寝に暗渠の音のはげしきをきく 4 雨やみて霧に沈…

歌会

・ 昨日【ヤママユ】東京支部の歌会に参加しました。基本隔月開催。 ナントカ蛇に怖じずは私の為にある諺で、歌歴何十年とかの皆様に混じり、おそらくは顰蹙をかいながらも、へらへらと言いたい事を言い、しかし皆様優しく接して頂いてます(そのうち干され…

五月晴れとモリのいる場所

今日は昨日と打って変わって見事な五月晴れである。始めに訂正、鶺鴒ではなくシジュウカラでした。相変わらずの粗忽巴琴。 をしなべて皐月のそらを見わたせば水も草葉もみどりなりけり 新勅撰集 よみ人しらず 庭ではシジュウカラの親が相変わらず子育てに余…

立夏と猫と鼠とシジュウカラ

今日は立夏である。暦上で立秋までの間は夏となる。 この「立つ」は拙文『和歌の愉しみ』において引用させて頂いた「三夕の歌」で桑子敏夫さんがご説明になったように、その意味は「出現する」という意味がある。「気配」の意味もある。従って、立夏は夏とい…

憲法記念日に寄せて

・ 国家私物化夫婦を追放! マスコミ私物化男をマスコミ経営者と共に追放! 便乗して原発再稼働、避難民軽侮の電力会社経営者追放! 便乗して学校私物化し、自殺する子どもらに責任を取らぬ文科省、教委、校長、教員どもを追放! 文化破壊男を追放! レイプ…

シジュウカラの子育て

・ 今年もシジュウカラが子育て真っ最中である。雌雄交互に餌を咥えて巣穴に飛び込んでは数秒後にまた餌を求めて一直線に飛び立つ。まことに甲斐甲斐しく子育てをしているのだ。 写真中心点のやや右上にシジュウカラがいる。左の門柱の上が狸の巣箱。 我が家…

・ 猫が屋根の上で鳴いているのかと放っておいたが、どうやら二階だ。 ミーはソファに陣取っている。ハチは外に出ているはず。では、モン太郎かと思って居間を出て二階に行こうとしたらそのモン太郎が階段下から脱兎の如く私の足許を駆け抜け階段を跳ね上が…

惜春

今冬は余り歩くことがなかった。なにかしら気ぜわしい日々であったからかもしれないが、運動不足は否めない。先月末より気を取り直し、近隣の低山歩きを再開した。 とくにこの2週間はほぼ毎日、多峯主山から天覧山を越えて飯能駅まで歩いた。時には往復歩い…

瓦解する日本

・1安倍総理が1ページも開いたことのない万葉集を口にする。つられて万葉集ブームとか。でもって支持率アップ?利権子殺し原発を再稼動させ、避難民を締め上げて帰郷を半ば強制し、自分の名前を恥知らずにも冠したアベノミクスは財界連中だけボロ儲けのウソ…

令和

万葉集に罪はない。世界に冠たる日本文化である。 漢字に罪はない。世界に冠たる中国文化である。 しかるに「国書」にこだわった反文系派安倍首相とは何なのか。先ずもって口出しすべきではない。しかし、首相の頭には国書からという意味がイデオロギーとし…

マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」横浜みなとみらいホールhttps://www.njp.or.jp/concerts/4206 昨日、息子の招待で行ってきた。いささか遠いが直通でみなとみらい駅に行けるし、港は好きなのである。花冷えの気候だったが海を間近に花見客がシートを広げ…

第24句会

・ 地元の句会も早いものでもう24回。2年よく続いたものだ。途中宗匠に止めようかと言われたりしたが熱心な会員さんがいるし、何より地域でこのような楽しみを得る機会はそうはない。この句会の他と違う特徴は宗匠ご自身に全く尊大さがないこと、句会を縛ろ…

正岡子規の差別意識

・**************************『えた村は うき世の外の 春富て』https://blog.goo.ne.jp/ttutokyo/e/04262bba44f59b9c5bee71d93d3804e9「 江戸時代、士農工商の下に被差別部落をおく身分制度があったことはよく知られているが、明…

死にたい?岡井隆と原発と現代 再掲改稿

質問 a.短歌は詩なのか? b.短歌と俳句の違いは何か?(音数以外) c.「ライトバース」・ニューウェーヴ短歌とは何か? d.前衛短歌とは何か? 1,亡ぶなら核のもとにてわれ死なむ人智はそこに暗くこごれば (一九八三年) 2、白鳥のねむれる沼を抱きながら夜も…

穂村弘君を肴にして。

・ 1月に実施した「和歌講義」をまたやれというので明後日行います。その中でも特に強い講義希望をもっていらした女性が先週全治3か月の足骨折を負いながら友人の車で参加するというのを聞き、逃げるわけにはいきません。今回の参加希望もほぼ前回と同じくら…

帰郷

・ わずか一泊のとんぼ返りの帰省だった。直行便の高速バスで便利にはなったが、途中、常磐道の例の放射線管理区域をぶち抜いて走る。まぁバスの窓を開けることは無いが気持ちいいものではない。 午後2時半過ぎに到着。すぐ花と線香を求めて菩提寺へ。寺は…

7才の記憶と廃墟について

7才の記憶と廃墟について 今はただ崩れ墜ちよと東海の 冥き瞑目の黄昏の底 それが大袈裟なものでなく ヒトが去ってしまった家 主を失った犬小屋 用を終えた巣 蜘蛛の巣も ただの巣なら 美しい廃墟だ 熱い風 真夏の炎天に焼かれて燃え上がる廃墟 モノトーン…