pakin’s blog

主に創作を主体とします。ただし、人権無視の最たる原発問題や、子どもの健康や命を軽んじる時事問題には反応します。

2020-01-01から1年間の記事一覧

明日長崎

・ 明日長崎。 井上光晴『明日』を映画化したものを観た。原作は長崎の人々の記録や証言を丁寧にまとめただけの、虚構を排したものだが映画も同様に、監督黒木和雄は原爆投下前日の人々の日常の暮らしを描く。 そこには朝鮮人の「日本兵」や捕虜、在日朝鮮人…

明日広島

ハサミムシの母は絶食のまま卵を抱いて外敵に逃げず闘い、 孵化してこの世に生まれ出た可愛い子らに静かに己を食わせてその生を終えるという。 前にタコの母親の話を紹介した事があったが、同じ。 だからなんだ? 8月6日原爆の日だよ。覚えてるか。 どう関係…

安曇野憧憬

・ ひぐらしの声に目覚める夜明けより夢の続きはうつつとなれり 安曇野に忘れた夢の続きなる花を探しに夢はさまよふ 碌山は夢を形に刻みけり血を吐きながら尽きる時まで 子供らも小遣い捧ぐ赤煉瓦碌山美術館安曇野に立つ 風吹きて揺れる花々笑顔かな白馬はい…

句会

・ www.youtube.com 遠き日々波間に見ゆる父の背や 寄せる波そっと足出す幼き日 光る海幼き我にたはぶれし 聞こえしや海鳴りの音雨だれに カサブランカ昏き庭にも首をたて 今日午後2時より句会。即席戯作いまできました。以上の中から2句ほど提出します。

ペストと新コロナ

・ P15~「その点はどうだか知らないが、これは自分の暮らしている世界にうんざりしながら、しかしなお人間同士に愛着をもち、そして自分に関する限り不正と譲歩を拒む決意をした人間の言葉である」 カミュ『ペスト』昭和49年発行新潮文庫より。 自分の立…

死にたい?岡井隆と原発と現代 再掲改稿

質問 a.短歌は詩なのか?b.短歌と俳句の違いは何か?(音数以外) c.「ライトバース」・ニューウェーヴ短歌とは何か?d.前衛短歌とは何か? 1,亡ぶなら核のもとにてわれ死なむ人智はそこに暗くこごれば (一九八三年) 2、白鳥のねむれる沼を抱きながら夜もす…

正義とうつ病

・孫正義のことではない。古色蒼然、日本ではほとんど死語となっている正義である。正義には社会的正義と個人的正義があるが、社会的なそれは法における正義であり、こちらは日本では骨抜き同然であるのは知る人は知っている。法の下にある社会的正義は三権…

Exodus

・ EXODUS 雨降りやまず EXODUS EXODUS 叶わぬ民よ 我もまた 埋もれてゆくも 雨降りやまず 雨やまず 墓標の土に 苔青く 眼下の街に 灯る明かりや 明かりさへ 消えぬる闇の 静寂には 聞こえぬるかな 星のざわめき EXODUS 天への道の …

ヤプー人

・ ウィズコロナアフターコロナ おまけにソーシャルディスタンスとか。 カタカナ好きだねえ。 防疫体制のお粗末杜撰の挙句にバカも休み休み言え。しかし、都知事選では、そんなお粗末政治も許容範囲らしいので、都民のみなさんはウィズコロナでご満足の様子…

都知事選挙と石田一松

・ 私の住んでる田舎の山の上の団地で、他に歩行者がいる訳でもないのに道行く老人たちの殆どがマスクをつけている。街に出ても同様だ。特に混んでいる訳でもない。まばらな人通り。 実に不気味な光景だ。気持ち悪いなんてものじゃない。 コロナ感染者は当地…

ヤマモモの収穫

・ 公園に大きなヤマモモの木があり、毎年沢山の実を落とすのだが、梅雨の時期に重なり、うっかりすると収穫を忘れ、また、長雨で取り損なってしまう。 まことに勿体ない。今朝は昨日までと打って変わり、晴れて夏の暑さとなった。木の下には夥しいヤマモモ…

句会

明日、5ヶ月ぶりに句会が再開します。以下、習作。2句提出。宜しければ、添削お願いします。 梅の実の採りきれぬほど笑顔かな 家猫の冒険の夏小屋にゐる マスクせし眼並ぶや夏電車 遠くより声の聞こゆる夏の川 湯に浸かる肌の目覚める夏の風 写真老猫ミーち…

沖縄慰霊の日

・ 沖縄では今日が終戦の日である。 日本国は8月15日を終戦記念日と呼ぶが、これは誤魔化しで、敗戦記念日と呼ぶべきである。 沖縄では終戦で良い。「本土」の狂った軍部政治家国民のせいで犠牲となった人達への慰霊は敬虔に行われているだろう。 おそらく(…

しまちゃんについて

しまちゃんについては殆ど知らない。名前さえ知らない。ただ、しまちゃん、である。 数年前に大阪起点に奈良によく旅行に行ったものだが、その大阪のスナックで、数度顔を合わせたくらいである。スナック? そう、酒を飲まない私がスナックとは私を知る人に…

樺忌

・ 雨やまず樺美智子忌相応しや 死屍累々煙の灰は地に染みて 地の声にコロナの声の呼号せり 地の軋む島弧の上でソドムなり 我もまた灰と地に染む近き闇 私は70年代卒なので彼女の悲劇は報道記事やネット記事などでしか知らない。同世代としては立命館大高野…

駅前珈琲館

・ 珈琲館と言ってもチェーン店のそれではない。 一昨日、退職届を出して帰る途中、駅前喫茶店のその店に入った。 前にも書いた、もう50年の超老舗。老舗に相応しく、キャップ帽の常連の小柄痩身の老人さんが1人カウンター席に座っていた。 前にも会って話を…

親は自分の存在を掛けて子を守りたい

・ 明日、退職届を出す。そのつもりで自分の今をまとめたい。別に何の気負いも無い。サバサバとした気分である。親が守らなければ子がどれほど苦しみ悲しみ生きて行かねばならないか自明であるが、その親たる大人が既に壊れかかった、または壊れた者たちが大…

のんびり土曜日

・ どうも仕事をしていたせいで今朝も6時過ぎに起床した。昨夜のストロベリームーンは薄雲の向こうにぼんやりと浮かんでいた。気温が高くなり、寝るのは裸同然だが、開け放った窓から流れてくる冷気がすこぶる快適であった。 朝、玄関前で一服していると、ポ…

優しい人はね、叱られるから

優しい人はね、叱られるから。 私はこの言葉を聞いて絶句した。 今日の保健室での出来事。 午後の部で、4年生のまる子ちゃん(仮名)が放ったのだった。午後の部まる子ちゃんは登校して来た。1時間目は保健室に。私は1年生の援助に入っていたが、次の時間途中…

学校の悲劇

夕会(打ち合わせ)で保護者2名が子供を登校させないと校長に宣言した旨の発表があった。このあたりの保護者の態度はやはり東京ならではか。 登校させない理由はもちろんコロナ禍である。まぁ職員室を覗いたらゾッとする。 今朝、校長がちょっとと校長室に私…

愛の讃歌と学校 2

・前回の続きです。愛の讃歌を出して、呆れられた方々もいらっしゃるでしょう。あの歌、日本人歌手で歌おうとするのは余程度胸が座って技量も高い人でしょう。わざわざ大竹しのぶさんを出したのは、歌唱力というものが全身から生み出されるものだと実感した…

「愛の賛歌」と学校問題

・前の文章で学校が危殆に瀕していると書いたが、本音はすでに崩壊したという事だ。学校が子供を狂わせるという事実を理解できればわかることだ。0、過酷労働1、単一の価値観2、差別からいじめ3、疎外4、子供の自殺0、について、特にお母さんは実感し…

学校

・デタラメコロナ対策を自覚しているのだろう、政府は緊急事態宣言を解除した。カネの絡む事には素早い。10兆円程の補正予算も可決したが、国民救済ではない。国民には10万円とマスク2枚である。有り難がる人も結構いるが、元は私達が払った税金である。10万…

「大臣わからなければ、後ろの方全部教えてあげてください」

「大臣わからなければ、後ろの方全部教えてあげてください」https://www.youtube.com/watch?v=j45GHje3DWs&feature=youtu.be&t=2969 2:14:00あたりこれが法務大臣・・・小学生レベルです。どんな悪事もやれそうな法務省です。

所用で大阪に来ている。 ホテルは心斎橋にある新しいホテルだ。 頼みもしないのにツィンルームの広い部屋で風呂場も広く快適だが、料金は税込み4000円。新幹線もそうだが、客の姿も殆ど見ない。旅行者にとっては有り難い。ただコロナのせいでレストランは閉…

雨の校庭

昨日より雨。今朝は豪雨だったが、既に雨脚は弱まっている。学校では学年別に登校日を作り、担任の先生が課題プリントを提出させたり、新たなプリントを配布したりする程度だ。先生たちは動画撮影で夢中だった。まぁ無いよりマシか。 そんな昨日の写真。午後…

古い珈琲店

・ 今朝の起床は5時15分だった。 以前は完全な夜型で3時過ぎる就寝は普通だった。 定年前の最後の勤務校が定時制だった事もあるが、実は学生時代から夜型だったのである。昼夜逆転。大学のロックアウトがきっかけとなり、奥手の私は漸く自分の世界に浸り切る…

隠蔽

安倍政権のやる事なす事、出鱈目、非道、不法の限りであるから、隠蔽は当然お手のもの。しかしその隠蔽も国民の健康、命に関わる事となると、之も許せない。もちろん、元近畿財務局職員の赤木俊夫さんが死を賭して訴えた事も馬耳東風。レイプ疑惑元TBS記者山…

短歌 五月五日五首

・ 愛されるのみに生まれ出で鯉のぼり愛する人に育てよと立つ 生まれ出で五月の風に染められよ空の青さも水の清さも 生まれては四苦も八苦も穢れても愛するのみに救われてかし 母方曾祖母と 親はただ親でありてぞ救われぬ鯉のぼり立て翻るさま一歳誕生日 な…

鯉幟に和歌

今春、鯉幟を町でも見かけなくなって寂しく思っていたら裏のお宅に鯉幟が翩翻と翻った。5月の青空に鯉が泳ぐさまは日本の一つの象徴である。世界に子どもの健やかな成長を願う行事は多々あるだろうが、桃の節句と菖蒲の節句を見ていると、我が国の伝統的文化…